このエンジン、他のスバルにも・・・
フォレスターはWRCで闘うインプレッサがベースのSUVです。SVXの次の私のパートナーとして検討していたこともあり、現行のフォレスターには出てすぐに試乗しました。
初めの交差点で派手なスキール音をあげてしまいました。SVXと同じつもりでコーナーに入ったのは迂闊でしたが、それに至ったのはオールシーズンタイヤの責任がほとんどでした。
水平対向エンジンによる重心の低さはそのような状況でもコントローラブルでスライドへの移行もスムーズであり、逆にフォレスターのバランスの良さを知るエピソードとなりました。
「これのターボでマニュアルミッションにすれば相当楽しめるぞ」と企んでいたのですが、最終的にホンダとの出会いをもたらすストリームをセレクトすることになるのですが・・・
そんな、フォレスターですが今回はSTIモデルの2500ccエンジンに注目しようと思います。そうなんです。2500のターボがあるんですよ、SUBARUには。
このSTI versionへの試乗は、まさに2500cc・4気筒ターボエンジンのチェックのためでした。当時、現行レガシイの2000ccターボの振動はホンダ・アコードの2400cc(4気筒)の後塵を拝していると言わざるを得ませんでした。とくに、アクセルペダルにエンジン振動が伝わるんですよね・・・しかし、2500ターボは最高出力は265psに押さえられてはいるものの、低速トルクは豊かで、余裕のためか2000よりスムーズな感じがしました。
確かに水平対向6気筒はプレミアムであり、それを積んだステーション・ワゴンやアウトバックはオリジナリティーではシトロエンXM級かもしれません。
ちなみにこのXMが路上でシャコタンのようになっていても壊れているわけではありません。ビッグシトロエンは空気と油によるアクティブサスペンションによってロードクリアランスが可変するのです。走り出す際には、「ぬお~」と上がるのです。これをはじめて見た時はみとれてしまいました・・・
でも、XMも昔の車なので、本当に上がらなくなっているのも多いかもしれません・・・(現行のビッグシトロエンのV6モデルは実はアイシン製の6速ATなんですね。さりげなさ過ぎます・・・)
ちょっと話がそれてしまいました。件の2500ターボですが、アメリカではアウトバックに設定されているのです。アウトバックや今年にも日本導入が検討されているB9トライベッカには低中速重視にチューンした2500ターボが相応しいと思うのです。
低中速重視でいいですからね。SUBARUだけにB9トライベッカSTIバージョンなんてやってしまいそうなんで・・・
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