2L、NA、FF、3列シートでもコーナリングに自信あり・・・
まさか、相棒初代ストリームと直接対決をするモデルがスバルから出てくるとは思いもよりませんでした。
日本市場専売モデルだから・・・だけではなく、レガシィの上級移行を可能とする外観ということでしょうか。しかし、試乗したホワイトの斜め後ろからの見え方はむしろ、最近になく「いいリアスタイル」と思わせてくれました。
あのAピラー・・・と思われた方もいるかもしれませんが、相棒と比べると交差点を曲がるときに歩行者等のチェックのためにこちらの顔の位置を移動させる必要がないことが如何に快適かということを雄弁に主張してきました。
フォレスターもそうなんですが、「静か」です。それも足が。
突起を超えても振動から想像されるより音が大きいと感じることが、どうも私は苦手なようです。つまり、D型レガシィより前のスバルには忸怩たるものを感じていました(せめてスイフトくらいのライドコンフォートを・・・なんて書いていたのは今や昔です)。
待望の2L DOHCエンジンは、レガシィ2.0Rが体現した日産RB20DEのような「シュイーン」ではなく、懐かしいボクサーサウンドが混ざって聞こえてきます。しかし、上り坂で音が喧しいからアクセルペダルを戻してしまう音でははありません。
いやいやではなく、むしろ山に向かう行程は楽しい時間でした。一般の方にはこちらの方がより重要ですが、これは手放しに静かで快適な乗り心地と言えるのではないでしょうか。
山坂道の下りで、フロント荷重下にステアリングを切ると、まず、左右いっしょにグッと軽く沈みます。そのあと、必要な分だけじわーっとロールしてヨーが発生します。これは短時間の一連の流れなので、反応が鈍いというわけではありません。ちなみに相棒に乗り換えると、フロントのインがフワーっと浮くように感じることになってしまいました。ただスイートスポットにはまるとスパッと切れて後ろがアンダーを消します。でもそれを純正シートでやると自分自身が慣性で外側にワープすることになるのですが、エクシーガは独特のソフトなシートがこれを防ぎます。
「これは、あれができるのでは・・・」と多めに角付けして、トラクションによるアンダーで調節するFFコーナリングにTryしました。
・・・出来ちゃいましたよ。ここでも、まずグッといい感じで沈むのですが、アルペンスキーでいう両足荷重ターンを連想させます(外側スキーだけで「ガガガ・・・」とやるのではなくて)。
この大きなワゴンであの山道を「楽しめる」とは・・・
私の中では「当たり前」になってしまい記載がわずかですが、パワステの手応えは他の新世代スバルと同じく、一番の長所であることに変わりありません。
これはすごいワゴンを作ってきました。こうなると、高価で大きくなったとしても、レガシィ・・・大丈夫でしょう(エクシーガと同じで走りは十分ですし)。
さらには、インプレッサNAコンセプト・・・絶対的な魅力を持つのでは。
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リニアトロニック搭載モデルに試乗 [Tanac] (2009-10-04 08:33:04 (日)
このサイトでの禁を破り、雨の中の試乗です。
2.0i-Sですが今度はAWDです(スバルはここを確認しないとFFでも分からない事があるので)。
スバルのリニアトロニックの仕上がり(DSGはいらない?)はレガシィで確認していますが、レガシイには装備されていないフロアシフトでのマニュアルモード操作がエクシーガには採用されており、フルタイム・マニュアルモード・ドライバーの私は要チェックだったのです。
結論としては、マニュアルモードのシフトフィールが現相棒初代ストリームの方がむしろ良く(+-の向きを変えようといじった後、なぜか改善したのです)直近でもアクセラのシフトフィールの方が好印象という結果でした(パドルシフトでよしとすべきか)。リニアトロニックの出来そのものは変わらず素晴らしいものです。
雨中なので、コーナーに攻めたのは一回でしたが、バランスのとれた4輪ドリフトを見せてくれました(^_^;)漸進的で揺り返しもなくある意味スゴいミニバンです(メーカーはミニバンとは言ってませんが)。
「さすが水平対向の低重心ですね・・・」とごまかしましたが、本店のDEXの時の様には怒られませんでした(^_^;)
乗り味は少し締まったでしょうか・・・
文句無く良い車なのですが・・・私の中では結論が出たかもしれません。
レガシィの2.5i S pack.はやはり良い。(逆にエクシーガi-SはFFの方が軽快感で魅力が増すかもしれない?)
でも、7シーターが必要な方は完成度の高いモデルを選ぶことができることは確かですし、エクシーガにも魅力的なモデル);が追加されるようですよ。
やはり23日幕張でお披露目のようです。
有難う御座います [なべ田] (2008-06-28 19:38:17 (土)
私の言いたかった事、全て書いて下さいました。
まず、あのAピラーの角度・・・垢抜けないなと思いましたが
そうなんです!左右の斜め方向の視認性の為みたいですね。これはワインディングのタイトコーナーにおいても有難いものです。
それから走り全般に関しましても仰るとおりです。私も同じ感想です。ポストレガシィとしての役割は充分でしょう。
この走りを次期レガシィに与えたならば・・・
次期レガシィをプレミアム路線に持っていくならまだまだです。もう少し煮詰めが必要でしょう。このままのレベルでしたら並のFFラージセダンにスポーティを与えた位です。
しかし良いものが造れる土台が出来たといいますか可能性は見出せますね。 — [なべ田] 2008-06-28 19:39:16 (土)
-投稿ありがとうございます(改行についてはご迷惑をおかけして申し訳ありません。どうぞ懲りずにお願いいたしますm(_ _)m)
スバルに「厳しく」接しておられるなべ田さんのコメントは私のモニターのチェックと自信になります。今後もよろしくお願いします。
レガシィがボルボV70やインフィニティG35(or 7?)と対峙していく?としても、SIシャシーのきめ細かい上品な柔らかさは、ほかではあまり見られなくなった「味」だと思うのです。これに2.0R spec.Bが達成している、攻めだすとビシッとなるセッティングが融合されることを予想しています(^_^;)
実は、こうなると次期レガシィも私の候補に・・・ということで相棒(初代ストリーム)の交換をすすめられていた部品を手配しました。
ただ、うちの負のペルソナは意外にもレガシィよりフォレスターの方が見た目がいいとしたのです(^_^;)これについてはまた改めて・・・ — [Tanac] 2008-06-29 06:50:49 (日)
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