燃費走行

(2006年最初のTanaCar.netは環境に関した話題でお送りします。本年もよろしくお願いします。皆さんと共にいい「出会い」を探していきたいと存じます。)

皆さんは、車の運転で走り始めはどのようにアクセルを踏んでいますか。

私は今乗っているホンダ・ストリームの担当者に教わるまで、そんなふうには踏んでいませんでした。SVXでお世話になったスバルの人たちは、皆さん好意的で良心的でしたが、この点については誰も教えてくれませんでした・・・SVXのメーリングリストの中でも私は燃費が悪かったのですが、その踏み方であれば街乗りで7km/Lいったかもしれません・・・(6km台の後半だとうれしかったですからね。)

スタートでがばっと踏むのではなく、シフトアップするのを感知したら少しずつ踏み足すようにしていきます。早くシフトアップさせて低いギアで走る距離を短くするわけです。実際には、発進の時に前の車と同時に走り出すくらいにするとしばらくゆっくり走らざるを得なくなりますよ(でもあおっては意味ないですからね)。

これまでは自分が交差点の先頭で発進すると後ろが離れてしまうし、発進の時に前が遅いなーと思う事が多かったのですが、この発進をするようになってからは逆にあおられるようになりました・・・

あおられてストレスにならないかと思われるかもしれませんが、運転中にシフトアップしたかどうかに集中するのは、シートから伝わる振動に集中しなくてはならず、グラウンディングにも通じるため疲れたりイライラしているときの「意識の回復」にもなり、まさしく一石二鳥です。

子どもを叱らずにすむ方法おしえます お母さんがラクになる新しいしつけ (朝日文庫 ひ 19-2)

それと、アイドリングストップです。ハイブリッドとはいかないまでも、アイドリングストップとCVTでかなり地球にやさしいのではないでしょうか。30秒ならアイドリングストップする価値があると読んだ事があります。この寒さでさぼっていますが暖かいときはやるようにしたいと思います。

地球には環境に負荷をかける存在を寛容する余裕はもうあまりないのではないでしょうか。こう話すと、今までの世代は好き勝手やってきたのにどうして今の世代からやらなければならないのか、と思われるかもしれません。しかし、前の世代はここまで環境が破壊されている情報が伝わっていなかったのです。後の人たちに、あの時代は知っていたのにそのまま好き勝手やっていたと思われたくはありません。

これは、NAVI誌で指摘されていましたが、同じクラスのライバルたちに比べて”日本車は「軽く」なっている”そうです。その軽さが最新の日本車(シビック、スイフトetc)の落ち着きある敏捷性を実現しているのでしょう。私はこの成果を国がより後押しすべきだと思います。車重と燃費について戦略的な税制を導入すべきです。当然余っているくらいなのだから、軽い車、燃費のいい車は減税になるようにです。

重量税の一般財源化(実は元々一般財源なんですが)については別稿に書きたいと思いますが、「そっち余ってンの。じゃあこっち回して。」という付焼き刃では少子化による人口減社会は立ち行かないでしょう。

より広い負担(消費税)が必要・・・そんな事はみんな分かっています。こういう状態になった責任の所在を明らかにしないと、納得できないだけです。ただでさえ、少子超高齢化社会の負担をしていかなくてはならないのに、なぜ前の世代がこしらえた巨大な借金を払わされなければならないのでしょう。借金はした人(達)が払うものではないでしょうか。(そういう意味では社会保険庁の使い方は罪深いと思います)

注:「グラウンディング」

スティーヴ・ビダルフ著「子どもを叱らずにすむ方法教えます」のなかで心をしずめるテクニックとして紹介されています。まず身体の内的感覚に注意を集中させる(筋肉がどんな感じか、内側がどう感じているか)。次に触れているものに注意を向ける。運転中の場合はハンドルの手、シートに触れている背中やお尻、ペダルを踏む足の感覚がこれに相当します。私たちはときおり過剰に働く心に悩まされますが、現実に目の前にある何かに注意を向けることによって「意識を回復させる」ことができるとしています。

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