次男のチーム、県大会出場のチャンスを逃しました。
市内の3チームが春の選抜県大会のベスト4に進出したので、夏は合わせて6チームが県大会に出ることができたのですが・・・
(やはり、まず3年同士が組みあって。2年はそのカバーということでしょうか・・・)
ビデオカメラ据え置きの映像のレベルが上がってきて?次男も自分から見るようになってきました(^_^;)
思い切ってファーストストライクから打ちに行けない。
追い込まれると粘れない。
「兄ちゃんに、『そんな振りで打てたとして、それでいいのか・・・』と言われたのがどういうことか分かった・・・」
(前日にそんなこと言われていたようです・・・)
長男は2つ上ですが、メンバーに恵まれて突然変異的に3大会連続で県大会に出場しました。
そんな中で、彼はトップバッターとショートのポジションは守り抜きました。
ただ、一般的に先頭バッターに求められる切り込み隊長的なノリは、彼は最後まで出しませんでした。チームメイトはもちろん、甲子園の経験もある父兄たち(そもそも、そういう人たちがスタンドにいるチームではなかったのですが)にまで、ヒットを打った後に、
「もっと喜べ~」といじられていました。
はじめは私も、もっと元気を出してチームを引っ張っていくべきなのでは、と感じましたが、彼は別の事をしているからそうしないのでは?余計なことを言って邪魔してはいけない・・・と感じるようになりました。
2つ印象的なプレーがありました。
1つは、試合開始のサイレンが鳴っている間の3塁打。ピッチャーはHRよりもそのランナーに見られる方がきついのでは?というようなことを話したことがありますが、やってのけました・・・
もう一つは、敵味方に気付かれずに三盗をしたことがありました。
「あ~、あいついつの間に・・・」
(まさに盗塁・・・)
そんな長男と、次男の昼間のスイングの映像を観ようとしたら、
こちらの先頭のセンター前ヒットを、
「これ、ショートゴロでしょ・・・どうしたの(ショート)?」
話しの出鼻をくじかれた格好になりましたが、でも、この一言で最近の中学野球観戦でピンと来なかったことを修正してくれました。
(実は、春の県大会を見ていてもなんかしっくり来なかったのです。)
次男は今いる環境で頑張っているのですが、幸い市内に県ベスト4が3チームいるのですから、いやでも県をイメージすることはできるはず・・・(彼らから打ったことを信じて伸ばしていけばいい)
長男は、スポ少の時に指導していただいた方が高校の時にショートだったことから、ショートにはこだわりがあったようです。ある時、もっと後ろを守れとその方からも声があってもきかずに前進したままの時がありました。その打者は市内では最速の脚の左バッターで、軟球ではこれより後ろでは刺せないという線だったようです。
いい機会だと、長男にきいてみました。
ネクストバッターサークルでどうしていつも静かに落ち着いていたのか・・・
「高校でやらないのであれば、残り少ない公式戦の打席で相手投手との対戦を楽しみたいから、というか対戦が楽しみで仕方がなかった・・・」
この話しには次男も驚いたようです。そして、何か吹っ切れたようです。
はじめての事ですが、今度の週末にバットを見に行こうと自分から言ってきました。
試合では一つ収穫もありました。
三盗を刺しました。ふつうは良いステップを褒めるところかもしれませんが、しばらくランナーをにらみつけているのを見逃しませんでした。本当は優しい性格でそんなことできないのですが・・・
以前から私の事を盛って話していました。自分の時は盗塁してくるのは××中の先頭のヤツだけだった・・・(^_^;)
相手が三盗のサインを出さなくなるように、ただのアウトではなくてスライディングする前にアウトになるようなのを投げておいて名刺を渡しておけ・・・
やってのけました(^_^;)
相手との対戦を楽しめばいい・・・その通りだと思います。
振りを見て外野が下がる・・・それだけで十分楽しい。そんな選手、自分も含めてみんなうらやましいのだから。
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