カーグラフィック誌に予想通りの組み合わせの比較記事が載りました。比較テストはそれぞれの車のキャラクターがより分かりやすくなる事が多いと思います。私の試乗では試せていないレクサスISの高速巡航についても分析されていますので、ご紹介いたします。
「BMWは鏡面路の高速巡航では終始フラットな姿勢を保ち、この点で一日の長がある。目線の高さが定まっているため、長距離移動でも疲れが少なくて済む。IS250 version Sは小さな凹凸やうねりを越える際に細かな上下動に見舞われ、フラット感に欠ける。この上下動はversion Lでは見られなかった。」とCG誌ではしています。私もこのIS250 verson Sに試乗したのですが、「見舞われ」というニュアンスとはちがっていて許容範囲内だと思います。
「レクサスISはロールや前後方向の姿勢変化が必要最小限に抑えられていて、ハンドリングは非常に敏捷性が高い。この一体感ある挙動は非常に新鮮。一方、BMWは一体感に欠ける。」としています。この新鮮に共感できます。また、version Sは「ハンドリングに特化したきわめて個性的なセダン」というのは確かで、これを踏まえてセレクトすべきと思われます。ただ、アドレナリンを出さずにただ流して運転しているときでも、BMW325iのように「エグゾーストノートは快音だが時としてうるさく感じる」事はないので、手に余るものではないでしょう。「この音がいやならBMWに乗るな」も、どうなんでしょう。アドレナリンが出ないときはやっぱり静かなほうが・・・(そういうふうに走っていないのを察知して静かになるとか、できそうなものですが)
レクサスISのスタビリティーコントロール(VSC)の介入レベルについても触れていました。私の試乗でもレクサスGSと同じカーブで同じように突っ込んでみましたが、GSではVSCは介入してきましたが、IS version Sでは顔は出してきませんでした。ただ、その介入のチグハグ感がGSと同じなのであれば、確かにもう少し「過保護でない」方がいいかもしれません。
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