木楽舎の「楽つみ木」

今年のクリスマスプレゼント

ローカルのNHKで放映された「木楽舎」による「積み木広場」のドキュメンタリー番組を見ました。

木楽舎つみ木研究所(http://www.kirakusha.jp/)

たった3種類の積み木が2万ピース。自分を曝け出せない子は(いや大人の方がむしろ)なかなか積み始められないそうです。

番組を見ていて一つ心配になってきたのですが、せっかく作ったものが崩れたらどうするのか・・・

そのシーンがありました。わたしの中でもガシャーンと音がしました。その男の子はわたしの予想とは違う反応をしました。

私にとってかなり長い「無表情」の時間の後、彼の中に何かスイッチが入ったように一瞬表情が変わり、もう一度積みはじめたのです。

彼はまさに「失敗してもやり直す」事を体験したのではないでしょうか。

我が家の子供たちへのクリスマスプレゼント用に、近いので工房に直接取りに行きました。荻野さんと奥様、そして息子様のお話しを聞かせていただく事ができました。

先程の男の子の反応に注目したという話をすると、「周りに人がいるという事も重要です。」と教えていただきました。失敗してやり直すには回りの目が必要なのかもしれません。ヒステリーを起こすことのできる自由な所でやっていては、実はやり直せないのでは・・・

私は、あの男の子が長い無表情の後、もう一度積み直そうとした瞬間をうちの子供たちにも体験させたいと思い、今回「楽つみ木」を手配しました。

やはり、大人数でできるとより意義深いと考えられるので、市町村でも導入して欲しいと思いました。こういうことに金を使うとういうことが、金を生かすということだと思うのです。

あまりヒーローになれない子がヒーローになれるチャンスとして(木楽舎の奥様談)、学校もこれを導入するといいと思いましたが、荻野さんがおっしゃるには、学校で「積み木広場」をしても先生方はほとんど会場に見に来ないと言うのです・・・

檜の香りに囲まれて、めったに触らないであろう木に触れることで、むしろプレッシャーに曝されている先生方のグラウンディング(燃費走行参照)につながると思われます。先生方こそされるべきかもしれません・・・楽になるために。

うちの子供達がどんな風に積むのか、崩れたときどうするのか見守りたいと思います。

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-いいもの見つけちゃいました!

いま、子供たちにあげたいおもちゃがないんです。魅力的なおもちゃがない。近所の子供たちの多くは、サンタさんからゲームソフトをもらうそうです、数センチ四方のカートリッジを・・・あ~夢がない・・・。

いいもの教えていただきありがとうございます、正月休みはこれで子供たちと遊びたいなぁ~! — [HCPD] 2006-12-20 00:44:19 (水)

-HCPDさん、ありがとうございます。私も反応を楽しみにしています。荻野さんからのアドバイスですが、子供のやっている所には手を出さない、とのことでした。 HCPDさんは言われなくてもご自分の作業にすぐ熱中ですか(^_^;) うちはもし、粗末に扱ったら、一緒にピースを作ってみてどれだけ手が掛かっているのかを分からせようと思っている、と荻野さんにお話ししたら、「工房に連れてきてください」と言ってくれました。本当に工程が多かったです。角が普通のより取れている感じでした。

お友達と一緒にするのも「プレッシャー」がかかって、貴重な経験になるとのことでした。

参考になれば幸いです。 — [Tanac] 2006-12-20 06:34:36 (水)

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