新型レガシィ 富士スピードウェイ体感試乗会(3)

レガシィ富士スピードウェイ体感試乗に参加してまいりましたが、今回はそこにみえていた方のコメントを中心にご紹介したいと思います。

NAVI誌のダイナミックセイフティ・テストを担当している清水和夫氏とパイロンコースの待ち時間で話す事ができたのは有意義でした。

「SUBARUはドライバーズカー」

SUBARUがこれをはっきりとアピールしてくれたことを歓迎します。清水さんはその上で次の事を大事にすべきとしていました。

1.楽しさ。2.気持ちよさ。3.安心感。

こう書くと、「そりゃそうでしょ」という感じですが、スバルの辰巳主管は「このどれかを伸ばすために、どれかを我慢してもらうというのはもう通用しない。」と補足されました。この3つの要素すべてをクリアするとなると重いものになってきます。これはわたしの車観を整理することつながりました。「我慢は×」なのです。

辰巳主管からは「ボディー剛性の肝が分かった」というコメントもありました。今回のD型の仕上がりを裏付けるものですね。辰巳さんと清水さんはD型について「完成形」という同じ言葉を使っていたのが印象的でした。次期インプレッサの進化は約束されたようなものですね。

清水さんに「メルセデスもBMWも抜けますね・・・」と水を向けられ、「それは無理というと技術者にとっては負けになってしまう。」としたときの眼光は鋭かったです(優しそうなおじさんですが・・・)。この人が関わっているうちは大丈夫とみました。

サーキット走行ではGTやスーパー耐久シリーズに参戦されている現役のドライバーによる体験試乗をする事ができましたが、ステアリング剛性感、フロントの接地感が評価されていました。

「人間のからだで車から最も情報を得るのは・・・」という話はお土産にさせていただきます。皆さんは右手がハンドルの9時の位置で右肩はシートから離れませんよね・・・え、私ですか?私はジムカーナ用に眠っているレカロを今度こそ付けますよ(これでもう引き返せない・・・)。

こういう話をするのはおじさんになったということでしょうか。実はR33スカイラインの時にも、やはり富士スピードウェイで行われた日産の同じようなイベントに参加しました。その時は参加人数が少なかったこともあり、星野一義選手によるドライブの体験試乗の後にも自分で走る事ができたのです。スムーズな操作を試す事ができましたし、その後のドライブに大きく影響しました。

今回のスバルのイベントではもう一人別の参加者を助手席に乗せての走行でした(人数が多く、午後はプレス関係←どしゃぶり)。前述のレーサーの先導で6台くらい連なって走るという形で、松田選手のおっしゃる通り、主旨は「腕試し」ではないのです。

サーキットが初めての方は、やはり滑らせてみたいと思うのでしょうか、インを刺して、グイッ!(でも、そこは逆バンですから・・・残念!)それと、あのペースではまだ余裕なんですよね(罪深いD型・・・)。

清水氏のコメントでいくつか・・・

「トヨタ→スバルだけの方向ではない」

今時、企業の提携は双方がWIN-WINでなければならないそうです。トヨタは事実上マニュアルミッションを作っていない→トヨタのスモールスポーツ(FR)はスバルが担当すればいい・・・

え、これって〇ビン・・・(この時のSUBARUの皆さんの反応はおもしろかったです)

「メルセデスはもはや人間工学ではなくて、心理学」

私も荻原さんと同じ事を同じ相手に聞きました(荻原さんの問いかけ参照)。その解答の中で紹介してくれたのですが、これは衝撃でした。

何もメルセデスみたいになれと言うのではありません。この心理学を採用する方向を前述の「楽しさ」「気持ちよさ」「安心感」にすれば、化けるかもしれませんよ。ただ、開発のスタッフも何人かみえていましたが、「心理学」という感じじゃなかったかもしれません・・・

レガシィ富士スピードウェイ体感試乗(1)

レガシィ富士スピードウェイ体感試乗(2)参照

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