教育現場に漂う強い「不安」

不安を解消してあげないと

11月4日、教育テレビでいじめについての生放送の番組がありました。その中で、いじめてしまう子供たちの声や戸惑っている先生方の声が紹介されました。

番組のサイトでも同様の書き込みがあるのですが、現場に強い「不安」があるようです。私が小中学校の時には、「不安だからいじめてしまう・・・」とまで支配されるような不安はなかったと思うのです(ちなみに私は野茂英雄と同学年です。清原の一つ下)。

「理解してくれなくてもいい、聞いてくれれば・・・」という声がけっこうあるのですが、私の中学の時を思い出すとそういう感じではなかったような・・・

ふざけて柔道着で音楽の授業に出たからだったと思うのですが、体育の先生に外に呼ばれて、後にも先にもああいう風に殴られたのは初めてですね・・・一発だけでしたが。その後、もう一人のちょっと不良系の奴とへへへと笑って誤魔化したのですが、自分だけ鼻血を出したのが恥ずかしかったのだけ覚えています。でも、どこか「守られている」という安心感につながっていたと思います。

私の頃は部活の「しごき」でしたね。一年でレギュラーでしたから、へたくその先輩方にお世話になりました・・・部室を暗くしてやられましたが、同じく一年でバッテリーを組んだピッチャーの奴と暗い中ドサクサにまぎれてやり返しました・・・倍になって返って来ましたが(^_^;)

でも、そのへたくそじゃなくて、キャプテンは、当時は校内暴力全盛でしたが、その本場だったとなりの中学に試合に行くと、まあ凄いのがいるんですが、一目置かれていたんですよね・・・

そうなると、「うちのキャプテンはすごいんだぜ」と他の部に自慢したりして、今のいじめからすると幼稚園レベルかもしれませんね(^_^;)ただ、なにか大きいものに包まれている感じで、自由すぎることから来る「不安」にさいなまれるということはないのだと思います。

今の子達や先生にも広がる「不安」を大きく包むことができるとしたら、私たちのDNAにありながら眠ってしまっている、「卑怯はイケない」「弱い者をいじめてはいけない」「ならぬことはならぬものです」の精神(会津・什の掟より)だと思います。風土から生まれたこの精神を、いじめに限らず日常においても取り戻す事が、この「不安」を埋めてくれると思うのですが・・・

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