参議院自民党はいつからものが言えるようになったのか

あの情けない顔をまだ忘れていない

先日、安倍官房長官の参院候補者見直しに触れた発言に対して、参院自民党から不快感が出ているという報道がありました。

でも、どの面下げて不快感を語れるんですかね・・・

郵政民営化に対して造反を押さえられず(あのときの二人の情けない表情はあまりに貴重でそう簡単に忘れることはできません・・・)、総選挙後には反対した議員が賛成に翻るなどみっともない姿をさらした参院自民党に、「あのときはすいませんでした」以外に何か語る資格があるのでしょうか。

ちょっとうっかりしていましたが、まだ壊れていない自民党が残っていたんですね・・・

感染した傷は膿が残っているといつまでも治りませんからね。それどころか傷みを防ぐためにとりあえず出てきた不良肉芽という物もわざわざ削ってから縫い直すくらいですから・・・

ちなみに、痛み止めの注射自体は「痛い」のです。でも悪いのはその注射をしている人ではなく、傷ができたことと感染をここまで悪化させたことであることから目を逸らしてはイケないのではないでしょうか・・・

このひどい傷の処置をした「竹中」さんは、傷の色が良くなってきて、もう自然に盛り上がってきて治るから、「あとは家で消毒してください」とされました。それに対して最後まで診ないのは無責任だという声があるようですが、バッジをつけている人達は自分で消毒もできないのでしょうか。

治ってしまうと忘れがちですが、ここまで傷を悪化させてしまったことに係わっていた人達は罪深いのではないでしょうか・・・もっと早くやっていれば、化膿止めの飲み薬や術後の痛み止めも圧倒的に少なくて済んだでしょうし、傷跡も綺麗に治ったかもしれません。

今回の傷はwetになって、長く通院が必要なパターンになるのでしょうか。でもそれは、処置の方法うんぬんではなく、そこまで飲み薬で引っ張った事が原因である事を棚に上げてはならないでしょう。

ちなみに、私は必ずしも安倍さん支持という訳ではないのですが、あまりの参院自民党の厚顔さについ・・・

でも、今度の党首討論はちょっと違ってくるかもしれませんね。

ついでのようで恐縮ですが、そろそろ「”誰がやっても同じだから”・・・」と言うのはどうですかね。まだ「分からない」「知らない」の方が正直なのでは・・・

この「無関心」が暴走に手を貸すことになったのをいやと言うほど思い知らされたのはそんなに昔ではないのですから。

そんなに詳細に調べたわけではありませんが、歴史を研究されている方は「その時こうしていれば、こうなっていた(これこれは防ぐ事ができた)。」というような科学的検討による論評をもっと示して欲しいと思います。

図やグラフのように客観的に示すには60年では足りないのでしょうか。しかし、その作業こそが尊い犠牲に応えることなのだと思います。そうであれば、「誰がやっても同じだから・・・」なんて言えないと思うのですが。

 

壊れていたんですね [Tanac]  2007-07-30 13:23:56 (月)

山が動きましたね。正直ここまでとは・・・

すぐに書ければよかったのですが、先に立花隆氏に言われてしまいました。

「小泉総理が壊した結果・・・」

ところで、こちらでは上記のような事を書いていたんですね。

20時ちょうど(開票率0%)に「当確」が出たこちらとは違って、厚顔とした二人(島根、岡山)のところでも山が動いたようです。

前回、参院で少数となった事態に対応したのは、他ならぬ小沢さんだったという解説がありました。ということは、今回はその方法は通じないわけですね。

ところで、田原聡一郎殿、小沢一郎代表が番組に出てこないとご立腹でしたが、私はあなたの番組に出るよりも政治に筋が通るよう鋭気を養ってもらう方を望みます。

当直だったので途中でポケモンに変えられずに見る事が出来たのですが(そういえば謙信役のGacktさん、いいですね・・・)、いやいや、マスコミ(テレビ)ももうちょっとなんとか・・・

小沢代表もメッセージはネットだけで、くだらないマスコミには今まで通り?答えなくてもいいのでは・・・

-「小泉総理が壊した結果」、まさしくそのとおりだと思います。まあ小泉さんは天才ギャンブラーなので、他の方にはとてもとても・・・。一方、改革自体が本当に間違っていたのか、検証は必要のはずです。有権者の感情に対して民主党が受け皿となったわけですが、はたして民主党にその力があるのか、本当に民主党が「選ばれたのか」、そして本当に民主党でいいのか。昨年2月、永田議員のメール問題に対する民主党本部の対応ひとつとってみても、したたかな中国や欧米の外交筋に太刀打ちできる力があるとは思えません。次の衆院選で本当に山が動いたか判断したいと思います。 — [IR0430] 2007-07-30 23:26:28 (月)

-IRO430さん、ありがとうございます。竹中さんが言っていたと記憶していますが、セイフティーネットを小泉さんは途中で×と言い出した・・・(予算の削減という事情で)&br;つまり、手術後の痛み止めを使っていない・・・手術そのものは上手くいっても痛いから手術が失敗したと思われてしまいます。痛みに耐えても手術の成否には関係ないし、痛いと今回のような結果(選挙で惨敗)になるのだから。インフォームドコンセントは大事だということですね。これ、その手術患者さんをその後も長く診る気がないから痛み止めをけちったんですね・・・(手術そのもにしか興味がない外科医?)

民主党にとっての救いは、あのようなこと(メール問題)が今回の前に経験していたと言うことでしょうか(^_^;)民主党代表選の時の小沢さんの演説をたまたま車内で見たのですが(夜のニュースではどこも扱いませんでした。そこからここまで持ってきたのですね・・・)、あれをもう一度言えばいいと思います。あの内容からは一定の団体?の利益を代表することにはまさかならないと聞こえました。&br;小沢さんも一服したら首相の退陣を要求してきたと言う事は総選挙を早くというコンセプトでしょうか・・・

今日「米下院が従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に公式謝罪を求める決議を可決した。」と報道されています。アメリカの多極化戦略に対するこちらの戦略をどうするのか、政治テーマにするべきだと思うのですが・・・ — [Tanac] 2007-07-31 18:00:00 (火)

-従軍慰安婦の件、由々しきことではあるのですが、どうも下院というところ、議題が非常に多く、この慰安婦問題が提出されたときにはかなり軽い扱いだったようです。

以下「溜池通信」より。事の起こりは、マイク・ホンダ下院議員(民主党・カリフォルニア州15区)が1月下旬に提出した「H.RES 121」という決議案です。これは太平洋戦争中の日本軍の従軍慰安婦問題で、日本政府に公式謝罪を求めるものです。このこと自体は全然めずらしくはなくて、実は慰安婦決議案が出るのは、下院では今年で5年連続のこと。ただし外交委員会で採択されても、本会議で採決されたことはありません。

さらにホンダ議員の選挙区というのは、有権者の約二割がコリアン・アメリカンであるという特殊な選挙区です。つまり、慰安婦問題で活躍することは、彼の利益に直結しているのです。さらにいえば、日本の首相がこの問題について否定的な発言をしたということは、彼にとってビッグプレゼントなわけです。これに加えて、韓国の政治家が不快感を示すとなると、ますますオイシイ話になってくる。あからさまに言ってしまえば、先方は目立つためにやっているのだから、「荒らしはスルー」が望ましい。ところが安倍さんとしては、それができない。むしろ河野談話を否定したい。歴史の見直しは彼の信条であるし、安倍内閣のコアな支持層は、こういう問題で妥協することを望まないでしょう。まさに衝突コース。(引用終わり)

簡単に言うなら、「米国の良識に期待します」とでも言っとけばよかったものを安倍さんは否定的に発言したものだから、米国のフェミニストたちを怒らせ、彼らが躍起となって委員会を通過させ、議題として上げられてしまったのです。議題として出てしまえば、別に賛成したくなくても内容的に反対票を投じることは非常に難しい。これ自体はアメリカの多極化戦略などではなく、安倍さんのイナシ下手により話が大きくなっちゃったのが真実と考えます。

で、本題のアメリカの多極化戦略に対する戦略を政治テーマに、というのは賛成です。ブッシュ政権が終われば、はしごはずしは加速するでしょう。←長く語って結論これだけ。すいません。 — [IR0430] 2007-07-31 23:09:24 (火)

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