プジョー207GT(MT)(vs BMW MINI COOPER S)

いいボディブロー喰らってしまいました・・・

この2台の試乗はカーグラフィック誌がMINIのATについて、VWの6ATがはじめて越えられたという旨の評価をしていたのがきっかけでした。

それなら、なんでMTに乗ったのか・・・プジョー207GTに先に乗ったのですがMTしかないのです(素晴らしい!)。同じエンジン(チューニングは異なりますが)のMINIにも感覚の新しいうちにとその足で試乗したのですが、COOPER SのMTが置いてあるではないですか・・・ATそっちのけでそちらに乗りました(^_^;)

ちなみにMINIのディーラーのアンケート用紙に、あなたがお乗りの「パートナー」とありました。いいじゃないですか・・・

あらかじめお断りしますが、この2台は充分に引き締まった、シャープなスポーツハッチであり、そのレベルはクリアした上でのコメントになります。

207GTが先でした。ドアを閉めた際の音はうちの初代Aクラスも負けました(めったに負けないのですが・・・)フランス車からこの音がするとは想定していなかったのでしょう。「3ドアだからだ」と言い訳を探していること自体、主導権は207に握られてしまいました。

いい意味で現行アコードのような奥行きのある内装は、前が充分に低いウェストラインと相まって好ましいと思います(自虐的な内装の言い訳はもはや必要ない?)。

それとシートですね。フランス車の柔らかさは皆無ですが、これならレカロに換える必要はないのでは。サイズも169.8cm(公式に170cmと言った事はありません(^_^;)の私には充分です。シートはMINIに圧勝です。

緩いカーブを普通に曲がるだけで「ジュワー」となんとも濃密な、しかし爽やかなドライブが楽しめます。少しきついカーブにハードにアプローチすると、後ろがちゃんと猫足ですよ(4本足がどれもサボってない)。硬めなのに・・・これは絶品ですね!

ハンドリングのシャープさはアクセラというよりはアテンザ的です。自然でアンダーを感じさせないコーナリングがもたらされます(ヨー発生はロールに頼りません)。

ただ、ここはあえて書きますが、ハードに突っ込んで(でもEPSはかなりアドバンテージをみてくれますが・・・)フロントがアウトする時、もう少し漸進的な方が好みです。しかし、40%扁平の17インチですし、かなり強引に突っ込んでの事なので、その範囲内でのパフォーマンスに不満はありません。

ブレーキングに対してもそうですが挙動が締まっています。角が取れているのでドライバーからは乗り心地の硬さが欠点になる事はありません。

このサイズで150馬力はお釣りが来ます。最大トルクは1400rpm!でもたらされますから、MTですしターボラグは私には分かりませんでした。

エンジン音ですが、昔のトヨタの3Sみたい?それこそMINI COOPER Sと足して2で割るといいのでは・・・エンジン音については辛くてすいません。ホンダの4気筒(KA20)と暮らしているもので(^_^;)

あるエピソードで覚めました(^_^;)右ハンドルのMTでウィンカーレバーが左のままだとレーンチェンジのときのウィンカー操作とシフト操作がぶつかってしまいます(MINIは一回スイッチが入ればいいので何とか大丈夫ですが)。

それと、シフトレバーが遠いのです。フランス人は手が長い?でも、私も体型別スイングの見分け方だと親指が肩より上になりますが・・・(ゴルフ「80を切る!」日記よりhttp://www2.netdoor.com/~takano/golf/golf-j.html)。シフトフィールそのものはMINIのほうが入りがいいです。カーグラフィック誌はシフトノブそのものが大きすぎ・・・としていました・・・キビシー!

インストルメントパネルのメーターが上を向いているのも・・・(フランス人は座高が高い?)。

サイズからホンダ・フィットの時に感じた「気持ち良さ」を期待していたのですが・・・クラスを越えた高い質感がその原因でしょう。GOLFと比べる方が分かりやすいようです。追加されるノンターボの5ドアモデルの方が「らしい」のでしょう。

207のSW、この人用にイケるかも

そういう意味でもMINIクラブマンがいいライバル?

(MINI COOPER Sに続く)

 

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