スバルがGMグループを離れ、トヨタと提携することとなりました。
これについてスバルのトヨタ化を心配する声がありますが、GMよりいいと思います。
今回のトヨタの富士重工業株引き受けは、トヨタがGMに貸しを作るという側面が強いと思われます。富士重の規模だと独占禁止法に引っかからないんだそうです・・・ちょうどいい小ささ?
トヨタが富士重工に何かを期待しているとは思えません。後日に行われた提携内容の記者会見では、北米でのカムリの生産を富士重の工場でと発表されていますが、後付けの感も否めません。NECと作ったリチウム電池という話もありますが・・・
スバルからすると、これを機に販売の強化を図ってはどうでしょうか。スバルがトヨタ車のようになっては困りますが、スバルの販賣店がトヨタ化するのは大賛成です。どんどんお邪魔して研修させてもらいましょう(でもスバル車がレクサスのようになるのは大歓迎です!ロードノイズと突起を越えたときの音の遮断のところをスバルの技術者はやはりお邪魔させてもらいましょう)。
ちょっと残念なのは、SAABとのコラボレート車、9-2Xの次期ベースはインプレッサではなくなるということです。
群馬の太田から出てくる、このサーブ顔のインプレッサがヤナセに運ばれるのを待っていたのですが・・・(ヤナセに家内を連れて行って「今度のサーブいいでしょ」とインプレッサをチョイスする計画だったのですが・・・家内はだませても長男にはばれるか・・・)
GMグループに残るSUZUKIからすると、スポーツ部門はスバルとかぶることなく単独で担っていくということになります。そうなると、WRCで戦うベースとされる次期「エリオ」でSAAB9-2Xをやってはどうでしょうか。
この次期エリオは、新型スイフトのレベルが高いので本当に楽しみです。もし、スイフトの正常進化で出てきたら、シビックもうかうかしていられないのでは・・・
(ということでアメリカ仕様のクーペを導入しましょう、ホンダさん。)
一時、トヨタは日本をベースにしておくべきか検討した事があるそうです(トヨタ→TOYOTA)。私の弟は、今回のスバルとの提携を徳川の軍門に下った真田信幸に例えました(うまいのでいただいちゃいました)。でも、私は日本を改めて選んだトヨタにある種の決意を感じます。そんなトヨタはレクサスGS&ISで「日本」をアピールしてくれましたし、ただの宮仕えに陥るのか、真田の気概を示すかはスバル次第だと思います。
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