協力者への5000円の報道での決め台詞を聞いて
この組織に教育の基本を立案する資格はあるのでしょうか。少なくとも全く「美しく」ありません。柔道だったら「教育的指導」だけで、一本負け(^_^;)
タウンミーティングの「その他の協力者」に一口5000円、と報道するキャスターは”「これは税金なんですよ・・・」”と怒っていました。皆さんも、同じように怒っていらっしゃるでしょうか・・・
私よりも家内のほうがこのキャスターの怒りと近いかもしれません。それは、私の「身分」は実は学生で(予定外なのですが・・・)、ここ数年は確定申告をしているからです。
いやー高いですよね。でも、本来役人はすべての納税者に「頂戴いたします。」と言うべきなのです。それも、毎年。そうすれば、「無駄遣いしないでちゃんと使ってくださいね。」というこちらの意識は高くなるし、税金の無駄づかいに対しては「怒り」になるはずです。
使う方があまりふざけていると、その窓口業務に支障が出かねないから、税務署側も「ちょっと頼みますよ・・・」と要請しだすかもしれません。
皆さんは、「頂戴いたします」と税務署の職員に言われていますか。言われていないとしたら、変ですね。
そうです、すべての根源は”「源泉徴収」”にあるのです。何ですか、”徴収”って。戦時中じゃないんだから・・・これを「普通」の方法にすれば、多くの事が良くなっていくと思います。
例えば、自動車重量税の一般財源化問題で、「重量税はもともと一般財源ですから・・・」などというふざけた答弁は言えなくなると思うのです。全員、税務署に納税するようになれば・・・
教育基本法を議論するのは必要だと思いますが、今の文科省のスタッフにその作業をする資格があるのでしょうか(美しい人達にやってほしいところです)。
私はむしろこの「徴収」がベースになっている税制こそ、何語か分からないようなものではなく、一から作る必要があると考えます。
いまの所得税に相当するものは消費税の逆進性を補うためだけにしましょう。例えば1500万円くらい?の所得以上からというように(ある程度累進で)。所得税を払うのは極わずかの人数になるので、ともすると所得税にステイタスの雰囲気も出てくる?
それで、消費税は増税(これによって団塊の世代は国を救ったとされるでしょう・・・)。でも、フィンランドのように教育費はすべてただ。育児関連は非課税!子育て世帯は各種優遇(^_^;)
どうでしょう。「徴収」じゃなければ、税制って国の将来をどうするかであり、戦略そのものではないでしょうか。そんなに暗い話でもないような・・・
それにしても、確定申告の後の家内は怖い・・・
-V36スカイラインのコラムからの流れで私見を書き込ませていただきます。源泉徴収に問題ありは私も同感です。さらにTanacさんの意見に加えて、徴収に膨大な税務署員の人件費がかかっていること、税の課徴判断にかなり裁量が加わることも大きな問題と思います。 私の見解はTanacさんとは方向性がちょっと違って、所得税は所得にかかわらず、同じ税率にするというものです。これで課徴に裁量も人件費も要りません。消費者金融の窓口でお姉さんが端末たたいて貸せる金額を一瞬にして出すのと同じに課徴額を算出できるようになります。これだけで膨大な人件費と人材を浮かせられます。
消費税は増税となりますが、高所得者は消費も大きいので、自動的に納税額が増えると思われます。そして逆に年金生活者、身体的・精神的ハンディキャップお持ちの方のみセーフティネットを考えるというのが私の基本的案です。ご批判お待ちします。 — [IR0430] 2006-12-02 22:03:25 (土)
-なお、今ちょっと話題になっている株式譲渡税の優遇措置撤廃は嫉妬心に近いミスジャッジがあると思っています。株価の上昇はお金持ち優遇という判断が違うと思うのです。こうした税調の提言も一因とする外国人の失望売りが先週までありましたが、株価低下は実は貧乏人のほうが結果的につらい思いをするのじゃないでしょうか。現在、年金や生命保険はかなりの部分が株の運用益でまかなわれています。株価が長期低迷すれば最悪、年金や保険の運用に支障をきたすのです。バブル崩壊後の失われた10年(15年?)の間、株価、地価の低迷のために銀行の自己資本比率が低下しました。結果、BIS規制の抵触を避けるため、中小企業や経営難企業から真っ先に貸し渋り、貸しはがしに会い、リストラを食らった多くのサラリーマンが路頭に迷ったことをもう忘れたのでしょうか。バブル後の土地取引総量規制による株価の低落や地価の下落を「関係ない、ざまあみろ」と思った庶民から生活苦に落ち込みました。それも自分が賛成した政策のせいとも気づかず・・・。
つい長くなりすぎました。私の文章はどうも冷たくていけませんね。出張から帰られたら、ご意見、ご批判お願いいたします。ところでこのコメント記入欄、改行は入れられないのでしょうか?使い方が悪いのかな? — [IR0430] 2006-12-02 22:06:54 (土)
-IR0430さん、お手数をおかけいたしました。先に改行の件ですが、この「コメント」のパターンでは出来ないのです・・・(私のものは、後で直すときに改行したりしています)どなたかPukiWikiにお詳しい方がいらっしゃいましたらご教示ください。ちょっと税制を勉強いたしますね(^_^;)所得税が一律に同率というのは聞いた事が無いので、ちょっと調べさせてください・・・セーフティーネットでカバーすればいいと言うのは大賛成です。その上で挑戦したい人は挑戦すればいいと思うのです。 そうでないと、「不安」に支配されてしまう。 しかし、サボってもらっては困る・・・ — [Tanac] 2006-12-03 16:59:33 (日)
-所得税率一律なんてどこの国にもないのでおそらくどこ探しても参考文献、例はないと思います。ほとんどの国が採用している累進課税は富の再配分でしかないので、才能のある人間に稼いだ罰を与え、経済の活性を失うだけの気がしてなりません。極論をあえて言えば、所得税を廃止し、消費税を中心にするのが公平と思います。そうすれば徴税にかかるコストは限りなく低下し、脱税も難しくなります。
何より問題なのは超高額納税者の方々は高額納税者であることを公表された上に、高額納税の見返りは何もないのです。何億円もの税金を支払いつつ、国から受けるサービスは40万円程度の税金しか払わない普通のサラリーマンと変わりません。一部ではこれは平等を定めた憲法に違反するという主張もあるのですが、普通のサラリーマンの側の私にはそこまで言う勇気はありません。お金持ちも含めて完全に平等にするには人頭税しかありませんが、私が見た試算では赤ん坊含めて一人200万円の税金を一律に払う必要があります。
理想論はともかく、私には妻と子供2人分の税金をとても払えません。それでも、多くの子供たちに夢を与えているイチロー選手や松坂選手のような人がさらに数千万~億単位の税金を取られ、それが当たり前の空気はおかしくありませんか?「金持ちから税金取れ」という前に素直にこうした方々に感謝できる国にしていきたいものです。 — [IR0430] 2006-12-03 20:05:09 (日)
-私も、今の複雑な累進ではなく、「普通の人」が払う所得税と「高所得者」という2段階だけにして(いずれも現在よりは減税)、基本を消費税にというものを考えていたので実は近いのかもしれません(ポイントは「源泉徴収」の廃止)。
ところで200万円ですか・・・その、ここまでの状況にした責任を評価しないと(国民の分も)、2030年に1.5人で65歳以上一人を・・・なんて無理ですよ。
でも、日本には団塊の世代がいます!この危機のために、年配の世代に「寄付」をお願いしては・・・ — [Tanac] 2006-12-04 07:24:03 (月)
-たしかにTanacさんの案と私の案は源泉徴収の廃止、所得税の平準化、消費税をはじめとする直接税への移行という基本戦略は同じですね。若干戦術とその比重が違うという感じでしょうか。なお、上記の試算、分母が間違ってました。申し訳ありません。赤ん坊含めてではなく、納税可能世代を8千万人としての試算でした。ちなみに税金だけでなく、年金負担や健康保険分も入っています。すると私の場合は自分と妻の分、あわせて400万円毎年払えればいいってことに。おお、安くなった。ってまだ払えませんて・・・。やはり問題なのはご指摘のように国家の運営に1納税者あたり200万円もかかるという状況です。将来の子供たちの負担を考えれば、どうしても小さな政府に移行するしか処方箋はないのじゃないでしょうか。年配の世代の寄付は仮に実現しても一時的なものなので、本格的にあらゆる分野の公的権力の縮小論議が必要です。上記200万円の経費がせめて100万円ぐらいになれば何とか案の基本戦略でやっていけそうな気がします。というよりそれが前提。ただしこれにはとっても痛みを従います。省庁の無駄遣いは目に余りますが、国民も結構甘えてきたと思うからです。たとえば過疎地に税金を投入できなくなりますので、「田舎に住むのは勝手ですが、雪かきや幹線道路以外の舗装は自分でやってください」ってことになります。人が住まない原野も増え、地域によっては田園も自然に帰ることになります。百姓を営む私の父親にこの案を語ったら、目を吊り上げて怒られました。でも、子供たちへ存続可能な国の仕組みを残してあげることと、自分の原風景とどちらをとるかということです。私は涙を呑んで前者を選びます。 — [IR0430] 2006-12-04 22:21:19 (月)
-IR0430さん、ありがとうございます。私はいろんな問題の解決には想像力が必要だと思うのですが、「国家の運営に1納税者あたり200万円もかかるという状況」のイメージが欠けていたと思います。これは、超急性の事態ですね・・・バブル処理で経験しているのですが、竹中平蔵氏に執刀だけ命じて、途中で「痛み止めあまり使わないで」としたわけですから、こうなってしまいました・・・痛み止めは痛くなってから使うより、その前に定時的に使う方が総量は少なくなります。 別にも書きましたが、外科的処置はその執刀した人が悪いのではなく、そこまで悪化させた方が悪いのは明らかなのですが、だれか責任とったのでしょうか・・・確かに「寄付」という言葉は、この超急性の事態には合わないですね・・・お父様には申し訳ありませんが、私も一人200万円かけて守らなければならない物ではないし、それを望むのであれば、備えるべきだったと思います。 ところで、「IRO430」の由来は・・・ヒントだけでもよろしければ。 — [Tanac] 2006-12-05 10:23:25 (火)
-IRO430さん、改行ですが、「&br;」を半角で入れると改行を受け入れるようにSiteDev+ATのAKKOさんにpluginを作ってもらいました。必要でしたらお使いください。AKKOさん、どうもありがとうございました。 — [Tanac] 2006-12-05 22:32:05 (火)
-ネームの由来はさして意味ないんです。娘の誕生日を記号化したものです。忘れっぽさは天下一なので・・・。改行の件、ありがとうございます。早速試してみます・・&br;本題に戻りますと、われわれの案、手遅れになるまで実現はできそうにありませんね。日経朝刊の一面に「日本の教育」というコラムの連載が載ってますが、今日の記事を見て脱力しました。「義務教育だから払う必要がない」と給食費の支払いを拒否する親がいるなど、目が点になる事例がいくつも載っています。給食費の支払いを拒否する有権者が、消費税アップや所得税の平準化など痛みを伴う改革に賛成できようはずもなく・・・。自民党の造反議員の復党みても、今の程度で改革疲れですから。この国は選択の結果ではなく、もうどうしようもなく原野が広がるところまで行かないと変われないかもしれないと達観した気持ちになっています。そうは言っても自分と家族の生活は守らねばなりませんので、私は成長国に対する投資方法を本気で探り始めました。すでにかなりの授業料を払っていますが、まだこの国の近未来より希望をもてます。国からどう自立して生きていくかがテーマになりつつあります。 — [IR0430] 2006-12-06 20:49:17 (水)
-IRO430さんありがとうございます。給食の件は私も悲しくなりました。これは本当に象徴的です。あまりに根深く、正直ショックを受けました・・・&br; IRO430さんには釈迦に説法かもしれませんが、まあ「受身程度」ということで、「梯子をはずされても・・・」でご紹介した情報は・・・いや、こちらが教えていただくほうでしょうね(^_^;) — [Tanac] 2006-12-07 06:50:39 (木)
-ご紹介の情報は対米関係を見るうえで大変ためになりました。「ここを押さえないと理解できない」というポイントを知る上で私が参考にしているサイトに「溜池通信」http://tameike.net/があります。ご参考になれば・・・
あと、「ここを押さえないと」というポイントにはずせないのが、宗教とのからみですよね。この相互の宗教の関係については世界史をちゃんと履修してもさっぱりわかりませんが(これもまた日本の教育要綱の欠点です)、井沢元彦氏の「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 宗教紛争はなぜ終わらないのか」がわかりやすいです。
今回は極論含めて好き勝手書いてしまいましたが、自分の中でも論点が整理できました。ありがとうございました。まあ上では見切りつけたようなこと書きましたが、ほんとは日本はまだいけると思ってます。ただリスクヘッジはしとかないと・・。– [IR0430] 2006-12-07 21:53:48 (木)
-ご紹介ありがとうございました。週末やることが増えました・・・
例のページは中東を理解するために読み始めました。皮膚感覚から理解できないんですよね・・・(いくらなんでも卑怯)私も、読んだ方がいいかもしれません。 — [Tanac] 2006-12-08 06:02:16 (金)
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