【試乗】日産デュアリス・20G FF

日産やった!

この車はルノー・メガーヌと同じプラットフォームを採用しており、日産の対ゴルフの解答と理解しています。うちの妻号のAクラスの後継として以前より注目していました。試乗車のタイヤの慣らしは終わったと思われますし、貴重な晴れ間でしたので試乗してきました。

実際に間近で見るとカッコイイですね・・・(後ろ斜めから見る置き方だったので?)

乗り込んで始めに感じるのはシートの柔らかさです。あまり柔らかいので大丈夫か?と思うほどですが、試乗中はそのことは忘れることがで来ました。

この乗り心地はいいですね。ダンパーにザックスを使っている効果でしょうか。

ライドコンフォートのレベルも高いです。突起を越えたときの音の処理も基が静かなだけに、急に「ドシン」と音がしてビックリすることはありません。

17インチを履く事から心配されるドタバタ感もありません。

日産のFFに対するパワステの不安は解消することになりました。この全体に軽めの設定は乗り心地とマッチしています。それだけでなくペダルタッチ、スイッチ類やシートを含めた全体の柔らかさとも合っていて歓迎したいと思います。

軽くても情報は十分伝えてくれますし、ハンドルがしっかり戻ってくれるのは女性には親切だと思います。とはいってもそのセンタリングはシトロエンC4より自然ですぐに慣れてしまうもので、むしろアクセラを全体に少しだけ軽くした感じと言うべきかもしれません。

意外にもホンダのクロスロードよりターンインは敏感で、crossoverでありながらロール感がない(グラッと来ない)ので楽しいハンドリングでした。

かなり突っ込むことができましたが(V36スカイラインのときのディーラーでしたがこの手の試乗としては理想的な設定なのです=20~30分お好きにどうぞ・・・)、コーナーに突っ込んで限界を超えるとフロントは左右同時にスライドしますが(この辺りはさすがにフォレスターのようにはいきません)その始まりは漸次的でパワステのコントロールは充分に及ぶので、不安がないというよりむしろ楽しいのです。

やはりメガーヌのプラットフォームにはこういうパワステが必要でしょう。そうすればいい車になると言うことを日産は示してくれました。

ところで、これは固体特有の現象であってほしいのですが、2500rpm弱からシャーというかザーという比較的高周波のエンジン音が加速の最初から進入してきてかなり気になります。ライドコンフォートが高いので余計目立ってしまうのでしょう。CVTのベルト音はほとんど分からないほどでしたし、アクセル無負荷時には消えますからエンジンによるものでいいと思います。

燃費走行を厳しくやるとこの音が小さくなるのですが、非現実的なレベルまでやっても完全には消えません。

乗り心地やいい意味でのパワステの軽さが醸し出す”「柔らかさ」”は、他と異なる”キャラクター”となっており、歓迎します。

惜しむらくはエンジン音が柔らかくない・・・それとあのグリルを妻が良しとしてくれるか・・・

ちなみに20Gには標準のガラスサンルーフは後席にいるとオープンカーのようです(^_^;)

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