【試乗】ホンダ・ストリームRSZ

今回のストリームのモデルチェンジは予定より前倒しになったようです。試乗車がとなりの静岡でも1.8XのみでRSZはしばらく用意されませんでした。私のお世話になっているホンダ・ベルノ改めホンダ・カーズ(国母バイパス店)は静岡よりも早く、そしてTanaCar.netの本拠地でも一番にRSZの試乗車を導入しました。展示車もスポイラー付きに変わっていてセンスの良さを感じます。

1.8Xでもシビックより横方向の剛性が上がったと感じるフロントサスペンションとドアを閉めた音からかなりのボディ剛性のレベルアップを感じるので、新型ス&トリームはRSZにハイライトがあるはずと期待を込めて待っていました(新型ストリームの試乗車参照)。

自分のパートナーの新型に乗るのは久しぶりですが(前がSVXだったので)、ここまでやってくれれば強がるのも無粋というものでしょう。ゴルフGTIの試乗と同じコースが必要と足を伸ばしました。

1.8Xではハードコーナリングにおいて前後バランスに懸念を感じましたが、RSZでは見事に改善されています。シビックより横方向の剛性が改善されているため、マツダスピード・アクセラは未確認ですが、ベストFFスポーツではないでしょうか。

サスペンションストロークは倍になったように感じる・・・というような記載を目にしますが、だからと言ってアクセラやSX4のようになったということはありません。あくまで敏捷性がメインでネガティブな部分が改善されたというセッティングは歓迎したいと思います。

最近の日本車は剛性を備えた軽量化に成功し、今までにない乗り味を実現していると思います(BMW323iの後半参照)。このRSZもやはりニュータイプであり、最近は会員が多くなって来ましたが「敏捷斑」の班長に就任です。

件のフロントからのエンジン、ロードノイズも気にならなくなっています。突起を越えたときの遮音も改善しています。2Lのエンジン音は1.8と違ってどちらかというと乾いた音で好ましいものとなっています。

初代のオーナーとして羨ましいのはシートのグレードアップと内装の仕上げですね。

それと、シートポジションを大昔に富士スピードウェイで星野一義選手に指導されたように取る事ができます(右手をステアリングホイールの9時のところまで回しても右肩が浮かない→結構バックレストが立ちますよ)。自分のストリームでこれをやろうとするとスピードメーターが見えないのです・・・新型は調節幅が広くなっています。

日本がメインとなるモデルをホンダがここまで仕上げてきたことをうれしく思います。昔ならシビックを買っていた人たちは、今ではストリーム、ステップワゴンを買っているのでしょう。「RSZ」というグレード名にホンダのメッセージを感じます。

ただ、Tanacは次にこれを買うでしょうか・・・

前日に試乗したラリーアート・バージョンRで確認したばかりなのですが、次はMTで頑張ってみたいので(マニュアルミッションで右脳トレーニング参照)、かなり後ろ髪を引かれますが・・・かといってストリームにMTを求めるのは無理と言うものでしょう。RSZのCVTはパドルシフトを含めて、VW-AUDIのDSGに対する有効なアイテムになっています(本当はプジョー1007のような2ペダルMTがいいのですが)。

家内がこのストリームを選ぶには、愛嬌(+)のグリルが必要だそうです(そういうバリエーションがあってもいいのでは)。そうすれば私の次はツーリングワゴン→B4・STIにできるので・・・

このストリームベースのゴルフ OR トヨタ・オーリスのコンペティターはいけると思うのですが・・・でも、それは日本ではもはや少数派なのでしょうか。GTIに対して、ホンダに「RSZでだめな所がありますか」と言われても、確かに言い返せません。しかし、ひとつホンダに誤解して欲しくないのは、私がシビックORインテグラ type Rを選ばなかったのはその「コンセプト」に共感しないからではなく、「スタイリング」に共感しないからです。

-WebCGやカーグラフィックでの1800の評価がきびしくなっています。 2000はそこまで言わなくてもという感じですが、NAVIのダイナミックセイフティ・テストではメルセデスのB170、欧州フォードC-MAXに差をつけられてしまいましたね。シビックは良かったのですが・・・まあこの二台はちょっと相手がわるいですかね。特にBクラスはリベンジの執念の固まりだから・・・ — [Tanac] 2006-11-04 02:14:07 (土)

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