【掲示板より】兵器を見よ [INAKA-JIN]

レガシィ乗りの立場から一言。長文をお許し下さい。
現在BH5のSOHC車を愛車として3年になります。BG5にも5年ほど乗っていました。
浮き足立っている近年のスバルが気になっていたので、ENGINE誌の対談は私も興味深く読んだ次第です.

スバルの屋台骨であるレガシィですが、現行型は、運動神経良く無難でソツがないが、印象に残らない八方美人。皮肉な言い方をすれば、走りのいいトヨタ車。先代までは走りと機能を両立させていたのが、走りだけになってしまったように思います。

私としては、やはりセダン、ワゴンの本質に立ち返って、パッケージングと機能性を追求してもらいたい。スバルの欠点といえばデザイン云々のことをとやかく言われますが、目的合理性を備えていないデザイン(=使い勝手の意味も含めて)は説得力に欠けるから結局飽きられて見放されてしまう。人間と同じで、いくら着飾っても本質はにじみ出るもの。

スバルは野暮だと言われてきましたが、それは愚直なまでのマジメさという意味の誉め言葉でした(現行レガシィの軽量化についてはそれを感じました)
でも、今のスバルは本当の意味でヤボになってしまった気がします。レガシィ(スバル)が求めるべきは、プレミアムとかステイタスではなく、崇高な精神性であってほしい。どんなクルマが隣りに来ても気にならない、オーナーが誇りを持てるビシッと筋の通ったクルマになってもらいたいと強く願います。

関係ありませんが、先日受講したビジネスセミナーで講師の方がこんな事を仰有ってました。

「ブランドとは信頼であり、それを守り続けることである」
具体性に欠ける内容ですみません。

「兵器を見よ」と物騒な題名をつけたのは、兵器というのは明確な目的を有し、そのために必要とされる機能を最大限の合理性をもって実現している存在であるから。兵器の持つカッコ良さ、美しさとは、真の機能美にほかならないと考えるからです。

(兵器の目的と存在には賛成しかねますが、ものづくりの思想という意味で
例えに持ち出しました。誤解されてしまったでしょうか)

年齢:36歳 性別:男
所有車:レガシィ(BH5)、サンバートラック(TT2)
運転歴:16年
車歴:アルト、レガシィ(BG5)、フォレスター(SF5)、インプレッサ1.5(GG3)
フォレスター以外は皆NAです。
尊敬する車:初代フィアット・パンダ、初代エスティマ(大)、トヨタ・スポーツ800、
ベンツ190E(W201)、マクラーレンF1、歴代クラウンとカローラ

-INAKA-JINさん、ご投稿ありがとうございました。Tanacです。INAKA-JINさんはスバルを乗り継いでいらしたようですね。「浮き足立っている」や「野暮」というセリフは長いスバル歴と現在もスバルに乗っている方ならではですね。私はスバルはこんなところで守るのではなく、「何だこれはー」と仰天させてほしいくらいであります。おおいに浮き足立ってもらってけっこうです。

個人的には現行レガシイはスバル史上もっともスタイリッシュですし、すべてのVersionでとは言いませんが、少なくとも2.0Rは充分ファン・トゥ・ドライブですので、あとはセッティングの領域と安心しています。

「崇高な精神性」これは大きなポイントというより結論のひとつでしょうね。でも私はそれをデザインからも感じたいと思います。ただ私はデザイン論を展開するベースを持っていません。スバルの課題でも書いていますが私はキーワードは「豊かな表情」だと思います(スバルのルーツは360なのですから)。今は表情さがしをしていると理解しています。東京モーターショーのB5-TPHのフェースは水平対向がイメージできますし、私は賛成一票です。 — [Tanac] 2006-02-26 22:31:30 (日)

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