EU離脱に際した英国の混迷を見るとつくづく考えさせられます・・・
これについて考えるのにNHK「オイコノミヤ」の決め方の経済学の視聴は有益でした。
多数決の前提・・・
1)皆に共通の目標がある事。2)投票者が自分の頭で考えて投票する。3)重要すぎることに使わない。
民主主義とは自分たちの事を自分たちで決める・・・多数決は決め方の一つに過ぎない・・・
どの決め方が一番満場一致に近い決め方なのか・・・オリンピック候補地の決め方?1位に3点、2位に2点、3位に1点?
いや、どの決め方であっても投票者の意思、すなわちどれだけ真摯に向き合っているか・・・それが問われているのを英国の今を見ると感じずにはいられません。
EU離脱決定後、英国において検索されたもの・・・EUとは?EU加盟国は?EUを離脱するとどうなるのか?・・・
多数決をする状況ではなかったと言わざるを得ません。
コメント
同意します。
特に多数決を 3)重要すぎることに使わない だと思います。
選ばれた議員、政府が責任もって決めるべきことだったと思います。これに限っては国民投票は単なる責任の押し付けにすぎません。
また移民問題や経済的な困難がある厳しい時期だと実現不可能なことや机上の空論をかっこよく大声で言う人が正しく見えるもので、ネット時代の危険性をまざまざと教えてくれたと思います。
かの国はノーブレスオブリージュの国と思ってましたが・・・
昔の話ですが、北野武氏が大衆やおばはんたちに政治を変えられると思わせるとろくな結果にならねえ、なんて言ってて当時はなんてこと言う人だと思ったものですが、先見の明ありだったかもしれません。今言ったら大炎上ですけど。
IRO430さん、ありがとうございます。
政治・行政の無責任体質(当事者意識の欠如)、ポピュリズムの弊害・・・
一時は正しく学習したAIとスパコンによるシミュレーションに可能性を感じていましたが、運用によってはかえってひどい結果に?
本質的には教育がそれを変えてくれる?でも、長い人類史でそれが達成されていないのが結果・・・
見通しは悲観的です・・・
「AI vs 教科書が読めない子どもたち」の著書がある新井氏によれば、AIはビッグデータをもとにこのパターンの時はこうするという条件を積み重ねるだけで、善悪は判断できないそうです。
また、各国のAIの学習を進めたところ、中国では「共産党はバ〇」、ヨーロッパでは「ナチスは正しい」とAIが答えて開発者が慌てた、なんて話があります。
世のビッグデータが知性、理念のないものになれば、AIはそれを反映するだけになりそうです。
そうかもしれませんね・・・
ここでも確認できたかもしれません。
スピノザが言う「真理」。現在の科学的なアプローチではなく、体験して得る知・・・
AIが良いと言っても・・・やはり、実際に乗ってみないと(^_^;)
(カローラ VS シビック VS Mazda 3のMT乗り比べ?)