次男復帰

3カ月かかりました・・・

チームメイトに手指を踏まれたのがそもそもの始まり。

その後、自打球とランダウンの接触で頭頸部の打撲が短期間に続くセカンドインパクト症候群・・・

 

いつも試合を観に来てくれている義父の楽しみも奪ってしまっていたようです。

「(次男の名前)のところに(打球が)いくぞ・・・」

その予言は試合早々に、それも2度当たりました。

一回目の方が少し難しい当たりでした。

次男の留守中のチームにとって、その当たりをセカンドがアウトにできるイメージを持てなくなっていた事に気づかされました。

 

そもそも、そのポジションにデカい選手が付くことはありませんでした。

スライディングキャッチから落ち着き払ったファーストへのトス・・・

 

しかし、野球の神様は逆に再度の怪我を次男にさせないようにしてくれたのかもしれません。

久しぶりに見る高い放物線は、距離は十分でしたが同じグランドで去年の秋に見たそれとは違って、打ってすぐにそれとわかるファール・・・

(大丈夫みたいだから、また前みたいに振って来なさい・・・)

 

しかし、次男がいない間に仲間たちは想像以上にその場でうろうろしていただけ、いや、むしろ下がってしまった・・・

(いえ、私が彼らを引っ張ってあげられなかったのです・・・)

彼らにとって初めての、5年生以下の試合のサポート。例年、

「後輩たちのために、もう少しやってあげられないのか・・・」と思うのですが、6年がさぼったのはこの4年間で初めてでした・・・

 

(これはひどい・・・)

5年以下の新しいチームに、「ああいう風にはなるな」と言わなくてはならなくなっている・・・

 

救ってくれたのは長男でした。

その6年の何人かは、来年の春に長男(中2)のチームに入るとのこと。私が長男に伝えたのはほとんど愚痴のようなものでした。

 

返事は一言でした。

「筋トレでもやらせておけばいいんじゃない・・・」

 

彼のチームの主力は、自分のいたチームからではなく他のチームからきた選手で占められています。県大会で優勝したことのあるピッチャー、彼と準決勝で対戦したチームの4番、県大会出場が当たり前のチームのキャプテンやレギュラーが何人も・・・顧問も替わり、チームは県大会出場が目標から義務に、何のエネルギーも要さないで自動的に変わってしまいました。

うちのスポ少から上がったメンバーは戸惑ったでしょう・・・プレーの内容や取り組み方、いや、それ以前のとりとめのないことでも、こづきあいが頻発することに・・・

長男は水を得た魚に。部内では多数派の外部生のルールで暮らす事に・・・

先週、市の強化大会で準優勝し公式戦のシードを勝ち取ったようですが、そのチームで背番号6を背負う長男は、私の想像以上の練習量と越えてきたプレッシャーの数によって、私より「強いチームの一員」となっていました。

 

私より人を見る目がある中学の主力たちは、実は、正確に今のうちの6年達を把握しているとのこと・・・

「それだと(入部してきた)初日の半日くらいで、見透かされて相手にされなくなる・・・」

 

自主性を促す今までのやり方は結果的に6年生たちは合っていなかった・・・

確かに、せめてハードトレーニングを。そしてそれを乗り越える強い気持ちを・・・

 

このまま、何も土産を持たせないであのチームにお願いしたら、ちょっと可哀そう・・・

 

やり方を180度変えなければなりません。でも、何も言わなくていい・・・

自分から進んで、目的を理解して、

そんなことは後でいい。とにかく一定の量をやる。追い込まずに、強い気持ちも得られない。

次男がリハビリで何をしてきたか、知ることになる?いや、そんな余裕を与える必要もないのかもしれません。

 

たくさん走って、苦しい中でしか得られないものが確かにある・・・

 

先輩たちはもともと持っていたし、中学でさらに積み上げているから。

 

コメント

  1. Mashi より:

    ご紹介したい本があります。

    というか、この方、地元では有名な監督さんです。公立で全国区に育てる指導をされるとのこと。
    ご参考になれば。

    中学野球の指導とノウハウ (単行本)
    石井 忠道 (著)

    • tanac より:

      Mashiさん、ありがとうございます。
      ・・・その本、持っております(^_^;)
      中学とスポ少の違いがあるかもしれませんが、ステップ等いくつか同書のドリルを採用しています・・・でも、一番読むべきはその指導方針なんですよね・・・(つまみ食いと、現場から作りあげたものは違いました)
      他にもいくつか本やサイトを参考にしてきましたが、結果的に「試合で勝つ」ことの楽しさを(親を含めて)伝えられなかったのでしょう・・・
      「頑張ればだれでも甲府で一番のバッターになれるかもしれないぞ!」⇔「何か運動しておいた方がいい」はやはりかみ合わない・・・小学生でホントに自分から毎日素振り・シャドーをするなんて・・・やはり(母)親の「褒め」が必要だと思います。
      母親の納涼会にうちのが出たのですが・・・ボソッと、
      「うちとは違いすぎる・・・」とやっとひとこと言いました。そういう意味では、親の抵抗?(=野球ばっかりやってちゃ・・・)の中で選手たちは頑張ったのか・・・
      すいません、止まらなくなってきました<(_ _)>

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