サーキット走行体験とシートポジション

日産のR33スカイラインがデビューした1993年頃ですが、富士スピードウェイをそのR33スカイラインと自分の車で走らせてもらえるイベントに抽選で当たり、参加したことがあります。

当たるとは思わなかったので深く考えずに参加してしまいましたが、いざその場に行くと、「555)」というシールを貼ったレガシイ RS type RAはスカG勢に囲まれてしまい、隣りになったセリカGT-FOURと共に肩身が狭かったのでした・・・

今のところ最初で最後のサーキット走行の体験は私にとって大きなインパクトでした。メインストレートは高速道路の片道3車線を上下線合わせたよりも広く感じました。さらに左右にそれよりひろく感じるサンドトラップがあるので、そこでのメーター上の180km/h(リミッタ-作動)は通常の高速道路での120km/hくらいにしか感じません。

その直後にやってしまったのですが、なんとポンピングブレーキをしてしまったのです・・・(これは恥ずかしかった)。ヒール&トウは出来たのですが、動揺は隠せずスピン・・・

日本一早い男!星野一義氏のドライブするR33スカイラインに同乗する機会もありました。このときの星野氏の操作は、慌ててがちゃがちゃした要素は全くなく、ひたすら静かで滑らかでした(それでも別次元の速さなのです)。

その後にも数ラップ走る事が出来たのですが、気が付けば軽い4輪ドリフトをアクセルワークでコントロールしている自分がいるのでした(スカイラインが素晴らしいのですが)。このスポーツドライビングのすばらしさは公道で得られるはずもなく、その日の帰り道からスポーツドライビングの真似事を公道でするのはやめるようにしました・・・

このとき説明されたシートポジションはそれまで自分がしていたものとはまったく違うものでした。バックレストに腰が圧着するように深く座った状態で余裕を持ってクラッチペダルが踏める位置に前後を調節します。右腕を伸ばしてステアリングホイールの9時の位置で握ったときに右肩がバックレストから浮かないように調節します。

私の場合かなりシートを前に出して背もたれをかなり起こすことになりました。ちなみに、今乗っているストリームだと一杯までバックレストを起こしてもちょっと起こし足りない感じで、座面を一番下げてもステアリングホイールでメーターが見えなくなってしまうのです。私は169cm、70(誤差+3~5)kgですが、アドバイスされたポジションが取れないのです。走りのホンダにしては残念です。(家内が主に使うAクラスではちゃんと合わせる事が出来ます。ただ家内の乗っている状態のまま自分が座るとバックレストにはどこも触れないどころか、背中と20cm位離れます・・・そんなに足長くないだろうに。定評のシートの性能をほとんど使っていない・・・)

いざというときに十分な操作が出来るようにという危機管理の観点からもこれは推奨されます。はじめは違和感がありますが、私はもうこれでないと運転できません(慣れの問題だと思います)。是非お試しください(少なくともシートの評価はコレなしには当たらないのではないでしょうか)。

 

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