県学童少年野球優勝チーム

先週の土日、前監督の所縁の方が監督をしているチームからの依頼で、学童県大会に出場するためアップでグランドをお貸しすることになりました。

これは一昨年もやりましたので、私はまた「あれ」が見られる・・・という思いでしたが、初めて見る父兄や子供たちは度肝を抜かれたようです。

私共のグランドは実は学校の広場で、バックネットはないし行事の時は駐車場になる状況です。その週も雨天後に車が入り、可及的に整備しましたが、轍が残るお恥ずかしいコンディションでした。

グランド全面を空けたのは、向こうの選手に怪我があっては困るからではありませんでした。こちらのコーチも同じ考えでした。

(有力チームの県大会直前の練習をしっかり見た方が良い・・・)

アップどころか日頃の私共の練習が全部含まれ、段取りについて子供を含めて何の確認もなく流れていく・・・

さすがに入ったようです。この印象が残っているあいだに・・
「みんなもああいう風になりたいか?」(注:なれ!ではない)
「ハイ!」と大きな返事(昔の青春ドラマのようなシーン)。でも、2時間もたたないでいつもの自分たちに・・・(^_^;)(子供というのはそれが生きる力なのでしょう)

ところが、その印象はさらに強いものに・・・翌週の日曜の朝も、今度は「決勝戦」に臨むチームを見ることになりました。これは私も初めてでした。そして、そのチームは県大会で優勝しました!

こちらが片づけをしているとき連絡が入り、うちのグランドに知らせると大人も含めてみんな大喜びしていました。

今日は水はけの悪いうちの広場で大事な決勝戦の前にアップをやらなくても良かったのだと思います。逆に水たまりの水をどかして、このような時はここを使えばこういう練習ができる・・・というチーム力を見せてくれました。

私共は県大会の会場から車で5分とかからない、いや隣の小学校と並んで最も近いところにあるチームだったのです(^_^;)決勝戦の順延が決まったのは、前日の夜10時過ぎ・・・逆に向こうの会場でうちがそういう状況だったら?

私は、自分たちはマンパワーを含めて「環境が恵まれていない」と思っていました。でも、そのチームとうちで一番違うのは・・・子供たちが野球を好きなのはいっしょ。向こうの選手のだれよりも背が大きいのが2人こっちにいました。

ただ、あちらのお父さん方はほとんどチームのOBでほとんどが県大会に出たことがあるとのこと。違うのは子供たちの方ではありませんでした。最後の日もわざわざ来ていただいた優勝チームに「頑張ってください」とエールを送っていただいたと感じました。

それを埋める工夫を・・・早速、選手たちのフォームをタブレットで撮って見せました(前からやろうと思っていたのです)。

それと、チャンピオンと同じようにバッティングを目の前で見て指導するスタイルを始めました。

「結果を変えたいのならだれが変わらないといけないの?」桑田氏のこの問いかけは選手に対してだけではなかったのです。本当に貴重な経験となりました。

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