911でもそうなら

私の場合後ろ半分のお付き合いなので、CG45+のすべてを堪能できるわけではありません。いやこの手のものは前半の方が大事かもしれません。

それでもこれを購入したのはポール・フレール氏が亡くなられたからです。

氏の著書(新ハイスピード・ドライビング)によって、FFスポーツドライビングについて理論の裏付けをいただくことができました。氏のコラムやインプレッションをもう読むことができないのは本当に寂しいかぎりです。僭越ですが謹んでご冥福をお祈りいたします。

別冊において911について書いていただけたことは、本当にありがたいことだと思います。911の「来るべき未来」として書かれていることは印象的でした(これは遺言と言ってもいいのではないでしょうか)。911がそうなるべきであるのなら、例外となるモデルもないということではないでしょうか。

ティプトロニックに代わるツインクラッチのPDKトランスミッションを性能だけでなく燃費の向上、CO2の排出量削減の面でも歓迎されています。

そして、「直接競合するライバルに対して911が十分軽量であることを認めた上で、前述の3つのメリットは車両マスをコンパクトにすることでも実現可能である。」とされています。

また「自動アイドルストップ機構もCO2の排出量を減らすはずだ。」は印象的でした。911にそれが求められるのであれば、GT-RもIS-FもWRX-STIも例外にならないのでは・・・そして例外になるドライバーもいないのでは・・・

最新のNAVI誌にも追悼の辞が載っていました。その横には氏の後ろに控えるCR-Xの後ろ姿が映っていました。

CR-Zの知らせを氏には喜んでいただけたのではないでしょうか。NS-X、S2000は大きくせず、そしてアイドルストップを。

それとホンダは氏に乗っていただいたかつてのデザイン・センスをもう一度賦活化させましょう(あの写真は本当に誇らしい・・・)。

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