東京オリンピックの最終聖火ランナー

このエピソードの紹介を防衛大臣のコメントを受けてすることになるとは予想だにしませんでした。

皆様は東京オリンピックの最終聖火ランナーがどのような方かご存知でしょうか。

その方はアスリートではありましたが、選ばれた大きな要因は、誕生日だったというのです。

「1945年8月6日」

広島に原爆が投下された日です。

当時の日本は世界に対してこのようなメッセージを発信する国だったのだと知り、正直驚きました。というのも、再度東京でオリンピックが開催されることになったら、最終聖火ランナーにこのようなメッセージを今のこの国は込めるでしょうか・・・

このエピソードを紹介するドキュメント番組の中に映し出されたこの国の姿に、私は「美しさ」を見ました。「美しい国」とは新しく作るのではなく、あのときこの国はすでに美しかったのではないでしょうか。

私はこの事実を知ったとき、かなり驚きました。そして驚いた事に戸惑いました。そのような機会があれば被爆のメッセージを出すべきだという発想が自分には・・・しかし、あの時代の日本はそれをしたのです。

そして、この戸惑いの原因は最悪の形で表面化しました。

しかし久間防衛相は長崎出身であり、今年の1月にはアメリカがイラクの大量破壊兵器開発を理由として開戦に踏み切ったことを、「ブッシュ大統領の判断が間違っていた」と発言しています。そこまで言った長崎出身の防衛相がどうしてこのような事を言ったのでしょう・・・

やはりこの見方は踏まえておく必要があるのではないでしょうか。資本が世界の多極化を求めているという見方です。

それを踏まえると理解しやすい動きが続き(6カ国協議の進展等)、振り返ればアメリカとの2+2対談直後の久間大臣の表情が固かった事が思い出されます(あの時は相当怒られたのかなとしか思わなかったのですが・・・)。

日本が屋根に登って梯子を外された事を私たちにどのように知らせていくのか・・・外務省と防衛省のスタッフは検討しているのかもしれません。しかし、今度の選挙に際し、指導的立場の人や新聞でこのテーマについてのコメントは少なくとも私は耳にしません。

ところで、保守本流の巨星墜ちた時にその流れを汲む人達は何をしているのでしょうか・・・久間大臣の発言を宏池会の関係者はどう聞くのか。
そもそも加藤元幹事長は宏池会をひとつに戻す責任があります。それをしてからでないとコメントも響いてこないのでは。

イデオロギーの対立が終わったのですから、保守合同の前に戻ればいいのでは。旧自由党と旧民主党にガラガラポン・・・多分これが一番政治を良くする?
となると、今の政権は実は「民主党」で現民主党の中枢と自民の反主流が自由党・・・捩れてますよね(^_^;)

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