小さな半生物

その小さな半生物は

自然ではあり得ない変異をしている

その小さな半生物は

社会の様々なことを炙り出している

 

危機において

その人が何を一番守ろうとするのか

その社会が何を一番大事にしているのか

 

その半生物は本来子供たちにやさしい

それなのに、彼らの成長の機会をうばう

 

この国の言葉に元々あった「おもいやり」

本来の使われ方とは異なり、

自分たちを守るために大量に使われた

 

前大戦で辟易とさせられた

上の卑怯さと無責任さ

それらがまた炙り出されている

二度と見たくなかった多くの“保身”が

 

でも、その小さな半生物にはそんな力はない

(では、誰が?)

人間たちが踊り狂って仮面がとれただけ…

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