丈夫な刃物の切れ味

マイナーチェンジでパワステの不当な重さが改善したと塚原編集長がリポートしています。しかし、正直言うと目的はその車自体を知るためではありませんでした。

「これは結構アコードが迫ったのでは・・・」
「レガシィの前に、基準を整理しておくべきか?」

これらの動機はこの素晴らしいスポーツセダンに対して失礼だったようです。

今の相棒(初代ストリーム)が前に履いていたのと同じサイズ(205/55R16)にしてはランフラットタイヤはやはり当たりが固いと言わざるを得ません。相対的にアコードの扁平率45%18インチの履きこなしの評価が私の中で上がりました。

不景気なのでしょうか・・・323iの時とは違ってどこに行ってもいいということになりました。高速道路ではなくレジェンドやエッセ・カスタムに試乗したときのいろは坂を2/3にしたような山坂道に行きました。

これに備えてFRの運転を練習したわけではありません。今思えばS字でフロント荷重をあまりしなかったときにリアとの一体感を感じるコーナリングをしていたのかもしれません。アプローチが理想的でなかったときも車が「ブー」じゃなくて「惜しい!」と言ってくれる感じなのです。

気がつくと、分析ではなく「こうか?」「まだ前にかけ過ぎなのか・・・」と練習になっていました。

「そんなに軽くなってないじゃないか・・・」というパワステの第一印象は消えていました。鼻がインに瞬間移動するような挙動の情報をきちんと伝えてきます。アコードと何が違うのか・・・325iの方がちょっと厚い日本刀?アコードも軽くはないのですが・・・重さだけならアコードの方が私は好きです。でもFRの場合、325の方が良いのでしょう。

「(Tanac)さんはM-sportの方がいいですよ・・・」と言っていただいたそのスタッフは何でこんなコースを・・・と内心思ったかもしれませんが、アコードの時と全く同じコースも追加で走らせていただきました。

そこは通勤で毎日通っているのですが、上りの左カーブで追加で切りたす必要があるのです。325は初めて体験する挙動を示しました。前がぐっと沈みこむやいなやロールをほとんど感じさせずクリアしたのです。実はここでの相棒(初代ストリーム)のFFなのにインにグイグイ入るところが気に入っているのですが、それは対向車にストレスを与えるだろうロールを必要とするのです。

始めは間違えましたが、マニュアルモードはこっち向きにシフトアップする方が良いと思います。マニュアルシフトにこれだけ反応してくれるとATでもいい(^_^;)

サスペンションから私を驚かせる想定外の大きな音は試乗中ありませんでした。エンジンもそうです。昔の日産RBのシュイーンとは違って、ブーンと少し低くてこちらもまた良いですね。

MCなのに前後ともトレッドが広がっているそうです(^_^;)リアデザインも変わってくれました。

さあ、どれだけ迫れるかレガシィ。この刃物自体の丈夫さを感じるような切れ味?を少し参考にさせていただいて・・・

逆にこれのワゴンに妻に乗ってもらって、私は・・・
http://www.zerosports.co.jp/html/2009-01-09czs/

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他(マツダ勢のコラム)で書いていますが、現行3シリーズのAピラーは素晴らしいと思います。ドライブ中、視界の邪魔になることは一度もありませんでした(角度や距離がいいのでしょうか・・・)

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