フォルクスワーゲン・ゴルフ・プラス

うまく運転できない・・・

TanaCar.netではゴルフGTIをすでにリポートしています。これは現在最高のミッションといわれるDSGを経験したいという観点でした。

現行のゴルフVは、過去の二代についてカーグラフィック誌が厳しい評価だったことからすると”絶賛”されているといってもいい高い評価です。TanaCar.netでは先にシトロエンC4をリポートした形になっていますので、早くゴルフVに乗らなくてはと思っていたのです。

そのような状況で基本コンポーネントを同じにするゴルフ・プラスが出ましたので、早速乗ってきました。

「後ろ」の事をまた言うようで恐縮ですが(シビック・ハイブリッド参照)、私はゴルフVのバンパー下部の”無塗装部分が厚すぎる”と感じていたのです。「プラス」ではこれが解消されています。顔も私はこちらの方が好ましいと感じます。

ルマン・チャンピオンのアウディ製直噴ガソリンの流れを汲むエンジン(試乗車は2000cc)は高い評価を得ていますが、なるほど、唯一ホンダの4気筒に肉迫する存在ではないでしょうか。GTIのターボと違っていい音がします。

逆にミッションは5段でもいいのではと思うほどです。まあ、それもシフトダウンの時に2段下げないとならないくらいなのですが・・・

ただ、これはTanaCar.netの試乗では初めてなのですが、一回でぴたっとコーナーを曲がることができないまま試乗が終わってしまったのです・・・つまりうまくこの車を運転することができなかったのです。少なくとも私には、ステアリング操作によるロール量とその速度をつかむことができませんでした。ステアリングのインフォメーションは豊富で自然なのですが・・・(シビックの試乗でリファレンスが上がっているのかもしれません。それ以前に乗った「Plus」と同じプラットフォームのアウディA3やゴルフGTIではそんな事はなかったのですが)

突起を越えても、高いボディー剛性で確かに一発で仕留めますが、剛性の高さを「感じる」というより「理解する」という感じなのです。プジョー407、シビックを知ってしまうと、あちらの方が快適だと思われます。

エンジン以外は、全体的に観察して「なるほど」と確認する感じで、「おお、いいねー」と感じることが少ない印象です・・・内装の品質感というアドバンテージが少なくなってきたとなると、もう馬身は重なっているのではないでしょうか。

ただ、シトロエンC4のエンジンも含めて、欧州勢のエンジンの仕上がりは押さえておくべきかもしれません(とくにTヨタさんの直噴2Lガソリン・・・)。

追伸

ゴルフプラスに感じた違和感を説明する記事がカーグラフィックにありました(2007年1月号)。担当は竹下記者でした。

「街中ではゴルフプラスにはあまりいい印象を持ってはいなかった。

サスペンションが微小ストローク域からしなやかに動いている感じが乏しく、どうも突っ張った感触を伴ったからだ。

動きがピョコピョコと跳ね気味なのだ。

微小域からきっちりダンピングが効いたゴルフプラスは、それゆえにターンインでぐたっとだらしなく倒れこむことなく、じわーっと徐々にロールを深めていく。

ステアリングはダイレクトで、ボディの剛性感も素晴らしい。トールボーイらしからぬ一体感の高いハンドリングを演出。」

(ちなみに、比較相手のフォードCマックスについては・・・

「表面的にはふわりと軽いソフトなタッチでありながら、奥にはしっとりした腰の強さを隠している。誰もが快適と答えるであろう、わかりやすいり乗り心地のよさ。」)

これは、気付きませんでした(^_^;)

でも、そうだとしたら私の相棒ストリーム(初代)に近いじゃないですか(ピョコピョコだし・・・)。

そうです、それなら気付きそうなものですよね。そうであれば、少なくとも私にとってはあの遊びの多いパワステは・・・せめてSX4くらいは必要です。

というより、プラスはそんなに頑張らんとCマックス的のほうがいいのでは・・・

どうも私はフォルクスワーゲンというブランドを理解していないのかもしれません(GTIもしっくり来ないので・・・)。

(この辺りについて、ひとつプランを考えています。まとまって来たらご協力をお願いします。)

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