ホンダ・シビック 1.8Sのテスト記事がCG誌1月号に載りました。旧型と比較する形でリポートされています。私も旧型シビックがベースのストリームに乗っているのでイメージしやすいリポートでした。
まず、「横に広い空間」が指摘されています。これがアコードクラスを思わせる源でしょう。
エンジン音について、「エンジンノイズの遮断の甘さが目立った。3000rpm超でエンジンの唸りが目立ちはじめ、4000rpmで”うるさい”と感じる遮音レベル・・・」としています。私はエンジンの音質の違いもあると思います。自分のストリームのKA20と比べて、まわした時に、「これがいいんだよねー」という音色ではないのです。ただ、それが「高速燃費が驚異的。」と引きかえになっているのかもしれません・・・それにしても、ホンダの4気筒が「うるさい」と言われてしまいました。
「目地段差がもたらすハーシュネスの処理は旧型と比べて格段に巧み。突き上げの角はかなり丸められている。ハイブリッドもかつての低燃費車のような浮ついた乗り心地ではなく、接地感のあるごく自然な感触を伴っている。」ここが、今回のハイライトです。後ほど触れますが、それでいて運転して楽しい結果になっているのです。スバルも是非この流れに続いてほしいところです。
「ロードノイズは残念ながら新型もまだ満足のレベルに達したとはいえない。」これは自分のストリームと比べると改善していると思ったのですが・・・高質な乗り心地がそう期待させてしまうのかもしれません。ただ、これでロードノイズも処理されていたら、レクサス・レベルになってきますよ・・・
また、これはタイヤの選択である程度改善されるようにも感じました。
電動パワーステアリングについて、「フィールが格段に自然。」「ここまでくればストリームのように油圧であってくれれば・・・とはもういわない。」
出ました!カーグラフィック誌で、このように他車のテストでリファレンスで出てくるのは要チェックです。そうなんです。ストリームのステアリング・フィールは、実はいい線いっているのです・・・皆さんにも新型シビックの試乗をお奨めするところです。
「テストしてなんとも嬉しくなってしまったのが、山道におけるフットワークが一段と磨き込まれていることである。張り詰めた統一感と軽やかさがあり、率直に言って操る楽しさというものがあるのだ。」このコメントには共感します。軽いのにビシッとしている。相反するような要素の両立が具現されているのです。
NAVI誌も指摘していましたが、実は最近の日本車は軽いのです。それでいて、ビシッとした乗り心地を達成したところに、最近の日本車が大きく一段上がったように感じたのかもしれません。
「その陰にはペダルを踏んだ瞬間から心強い制動力が立ち上がり、絶対的な効きそのものも大幅に向上したブレーキの存在がある。」これはアコードの時から新世代のホンダの美点ですね。
欧州でデビューした5ドアはこのシビックのプラットフォームではないようです。しかし、「操る楽しさ」は日本仕様のセダンのデザインから感じる事は残念ながら少ないと思います。特にリアのデザインはアメリカ仕様のクーペがけっこういいだけに残念です。
http://response.jp/issue/2005/1103/article76071_1.html(レスポンスHPより)
なかなか姿が見えない次期ストリームにこの素晴らしいシャーシをアピールするようなデザインを期待してやみません。
追伸:
2007年1月号のカーグラフィック誌のカローラVSシビックの比較記事で、大谷副編集長がやってくれました(^_^;)
「私に新たな感動を与えるほどショッキングなものだった・・・
リアサスは他に例を見ないほど横方向の剛性感に優れている・・・
これは本当にファミリーセダンなのか。このクラスのベストハンドリング・セダンだろう。こんなクルマ、他では絶対見当たらない。」
私が試乗した後と同じ「アドレナリン」を感じます(^_^;)
また、私の試乗に於けるセンサーを修正する必要はないと確認できました。
ただ、車に詳しくない人にどっちがその「こんなクルマ」でしょうかと尋ねた時、どれくらいちゃんと当ててもらえるのでしょう・・・
TypeRのベースの資格は証明されましたが、それがジムカーナコースに入った場合、下手をするとリトル王蟲(ハンドリングにおけるシート参照)になってしまうのでは・・・そうなると私の相棒はでかい王蟲(^_^;)
(2006年12月6日)
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久しぶりに見たら [Tanac] 2007-03-25 05:35:27 (日)
昨日、シビックと隣りになったのですが、斜め前から見るといいですね、シビック(リアは見ませんでした)。
これって、セダンとミニバンのcrossoverなのかもしれませんね・・・それにタイプRが出るということになるんですね。
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