肩こり(緊張性頭痛)

注意!

刺激が効果的な場合は信じられないような鎮痛を体験しますが、これは痛み止めの注射のようなもので、原疾患の治療ではありません
特に頭痛については、「脳外科」等を受診して疾患の有無の評価をしていただき、ただ痛みをとればいいというコトが確認された状態で施行するようにして下さい。

まず、キーポイントを探します。がメインの肩こり(後頚~後頭部痛)なら手首、というように、刺激をするのは反対側になります。下図の赤丸のように、橈骨という骨の突起を触知して、その約7~8mmほど中枢側(肘の方)に相対的に凹んでいるように感じる場所があります。点と言うより「大体そのあたり」と言う感じで大丈夫です。

SAfig8.jpg

そのキーポイントを軽く押さえながら、次にファンクションポイント(FP)を探します。やはり患側(痛い方)と反対の手の親趾の付け根のふくらみを指に沿った線上付近(上の写真の黄緑の部分)で押しながらポイントを探していくと急に痛くなる所があります。そこがファンクションポイントになります。肩の場合はほとんど手首に近くなります。

この、ファンクションポイントが良い場所であるかどうかは、実は押されている本人が一番分かるのです。慣れてくると押してる方も他のところと違った凝り具合が分かるようになります。

押されて急に痛がるポイントが見つかったら、そこがほぐれるように(押されている所の痛さが軽くなるように)ぐりぐりとほぐします

私は下図のようなボールペンの頭を使ってほぐします。

SAfig3.jpg

この刺激の場合、2つのポイントが近いので、キーポイントを親趾で、FPをひとさし指で、という様に「自分でも出来ます」(私もよく自分で施行しています)。
この処置をすると、押されている人は「いたたた・・・やめて、やめて」と言う感じなります。おとなしく座ったまま「そうねー」などと言えるようではポイントが違うかもしれません。他の所と違ってビリっとくる感じです。
確認ですが、刺激して痛いのは押されている所(ファンクションポイント)です。肩はこの時点では関係ありません。

FPがほぐれても安心しないで近くに別のポイントがないか探してみます。見つかったら、同様にぐりぐりとほぐしてください。2~3カ所のFPを刺激するのが普通なので、いいFPが見つかったあともその付近を”一応探してみて下さい。
肩こりは線を引いたように片側だけという訳ではないですから、反対の手を刺激してもかまいません。

押しても妙に痛がるところが無くなると、症状が軽くなっていますよ。
(通常は3日間ぐらい効果があるようですが個人差があります)

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