「たくましさ」
今までの人生で後悔していることの筆頭は、もっと本を読めばよかったということです。父は読書の虫ですが不肖の私には親の背中は見えなかったようです・・・
私が今まで読んだ小説の文字数のうち、司馬遼太郎さんの文章は8割くらいに及ぶかもしれません。大げさな言い方ですが分母が少ないだけです。
分子も少ない事は、司馬遼太郎さんが子供向けにメッセージを発していた事を、たまたま通勤の途中にオープンした本屋で知ったというエピソードから分かってしまうでしょう。
今からでも読めばいいのですが、「坂の上の雲」ドラマ化決定の報をきいて実家から本を借りたのですが、間に合わないかも・・・(読むのが遅くなりました)
この当直が終わったら、寝る前に上の子と絵本を読もうと思います。下の子は「次これ読んで」と妻を困らせているので大丈夫?
この文章は子供たちに送り届けなければならないと感じました。しかし、どのように出会わせるかはセンスが問われそうです。とりあえず家訓の第一にしておきましょうか(^_^;)
本当に抜粋で恐縮ですが、確立すべき自己として、いたわり・他人の痛みを感じること・やさしさ、を挙げられています。そしてこれらを備えるには訓練が必要だとされています(自然に備わるわけではない)。そうすることによって「たくましい君たち」となっていくとされています。
鎌倉武士がこの「たくましさ」を大切にしていたと紹介されていますが、私に欠けているのがこの「たくましさ」だと思います。うーむ、あまりにもたくましくない(^_^;)
子供たちにこのメッセージを伝える前に少しでも備えておきたいと思います。