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人々が幸せになるための5つの条件

世界がもし100人の村だったら 4 子ども編

このベストセラーについては今更お話しする必要はないかもしれません。

経済格差を統計でしっかり把握していなかった私は、「100人の村」というようにわかりやすく紹介されることによって問題をはじめて認識したことを白状しなくてはなりません。

地球規模では南北問題が実は優先課題ではあるのですが、しかし「100人」の中では金持ちの日本の子供たちはそれだけ「幸せ」なのでしょうか・・・

その答えはこの本の「あとがき」にありました。

「100人の村・・・」の原作となる記事を書いた米国の環境学者であるドネラ・メドウズさんの言葉として紹介されていました。

メドウズさんは「人々が幸せになるための5つの条件」を次のようにしています。

1.きれいな環境があること。
2.いまいる所から戦争や自然災害で逃げないですむこと。
3.医療を受けられること。
4.教育を受けられること。
(http://esd.yomiuri.co.jp/news/050319.htmより)

日本はこれらを高いレベルで享受することができます。

しかし最後の五つ目はどうでしょう。

「伝統や文化に誇りを持ち、それを楽しめること」

これは幸せになるための条件なんですね。それもその前に揚げた4つの条件と同じような基礎的な・・・

いつか私の子供たちにこの本を紹介することがあったら、このあとがきのことも紹介しようと思います。
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教育を受けられること・・・これは人が幸せになるための条件なのです。そうであれば、親がそうさせる義務があるとされている日本で不当に給食費を払わないということはどういうことになるのでしょう。

もし、その費用を貧しくて教育が受けられない世界の子供たちのために寄付されているのであれば別ですが・・・そうでないと親自身もすでに「幸せ」ではないのでは・・・

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