先週末、県選抜野球大会(中学軟式)の応援に行ってきました。21日は延長でも勝負がつかず、特別延長に持ち込まれました。
特別延長の2塁ランナーが長男であるの見て、守りやバッターとしてよりも安心してみることができました。
(やってくれるはず)
「特別延長が好きだ」と言ってはばからないうちのエースは2点をもらってまたもや結果を出しました。確かに彼はこの場面でデッドボールは投げる事はないのかもしれません。
スポ少から一緒にやってきて、最近までは控えに甘んじていた長身の左バッターは大事な試合に起用されるようになっていました。先日は練習試合で秋の優勝ピッチャーからチーム唯一のヒット(それも長打)を打っていました。
(この大事な場面で、もしかしておいしいところを持っていく?)
・・・
一塁に行く姿は本当に痛そうでした(^_^;)でもまさに投手の方が痛い死球・・・
彼の功績はもう一つありました。三塁ランナーだったエースに全力で走らせなかった事。
長男は三塁ランナーに変わりました。それでも、まだ落ち着いてみることができました。
いえ、むしろ走塁のセンスはもともとよくありませんでした。スポ少の時は暴走癖を直すことから始めました(^_^;)盗塁は興味ない、という時期もありました・・・
3塁側のスタンドから見ると、キャッチャーのはじいた距離がわかりにくかったのですが、その時にはもうホームのそばに来ていました。
長男がスポ少の時の監督で、いっしょに二遊間を組んでいる選手の父親の言葉として、
「勝つ」とは、もう二度とこいつらとはやりたくないと思わせることだ、というメッセージを少し前に伝えていました。
相手の心を削るようなスライディングをしました・・・(これは今までにはなかった?)
あとで撮りっぱなしのビデオを見ると、かなり早い段階で奥さんが喜びの歓声を上げていました。
(なぜあんなに早くホームインを確信できたのか・・・)
「キャッチャーがあきらめていた・・・」
(後ろ向きなのになんで分かるの?)我が家の男3人は同じ表情でした(^_^;)
翌日はベスト4をかけての試合でしたが、2-0で敗れました。
こうなる理由は、相手がよく知っていたようです・・・
「・・中は打てない」
たしかにレギュラーイニングは2試合で得点0・・・
野村氏の言葉ですが、優勝するのは強いか弱いとかではなく、それにふさわしいか・・・
自分たちの攻撃をどうするのか、スタイルを作っていってほしいと思います。
2日目の準々決勝は、スポ少からずっと一緒の選手のお父さんと初めてとなりで観戦しました。その方は長く中学軟式野球を指導している人なのです。でも、スポ少では絶対に前に出ることはありませんでした。
プレーの前には一切声を出しません。でも、いいプレーには拍手とねぎらいの声をかけます。
それがベンチの、いえ、選手のニーズなのでしょう・・・
プレー前の応援をプラスに変えられる選手はいいのですが、スタンドが選手に負担になってはいけない・・・
「実は○○はスタンドの声を負担に思っている・・・」
長男のその言葉は正直意外でした。次男の中学野球もまだ続きます。このスタイルで見守っていきたいと思います。
今回の大会はビデオを置きっぱなしにして、スタンドでは撮影しませんでした。
あとでビデオを見ていると、選手たちは細かいところでよくやっていました・・・
1塁ランナーを送ることができなかった打者が一塁ランナーに「(送ることができなくて)悪かった・・・」というような意思疎通をしていたり・・・
二遊間がゲッツーを決めたときも、捕手がランナーを何回も刺殺した時もしっかりカバーできていて、ナイスプレーをみんなで支えて達成感を共有していました。
相手投手がけん制を続けてきても、コーチャーが(俺にまかせろ!)と激励していました。
(よくやっている。あとはそれを攻撃で・・・)
でも、かれらは「自分たちで」それを見つけ出してくれると思います。そうすることが面白いはず。
総体でチームの最終バージョンを見ることが楽しみです。