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放射能は焼いても消えない

こちらでもがれきを受け入れる検討を始めたと報道されました。

阪神淡路:2000万トン。  今回:2300万トン。

村山政権:3年で処理完了。 今回:1年で処理6%・・・

この遅れは広域処理をしなかったから?阪神淡路では県外は3都道府県のみ・・・

今しきりにキャンペーンしているようですが、村山政権にできたことが今回できなかった原因、こここそ検証すべきで、問題があれば責任が問われるべきでは。

繰り返しになりますが、いまの統治機構にやらせるべきではない・・・彼らが「絶対に大丈夫」と言っても信じられないないのだから無理ですよ。

予算と権限を与えて地元にやってもらう。そして、その実績を元に道州制に持っていく・・・そう書いてありましたが、橋下市長殿。大阪が引き受けると宮城・岩手が本当に助かるのでしょうか。作物を与えるのではなくその作り方を示すべきとも書いてあったはず・・・いないんだな、周りに人(井上、山県、伊藤)が・・・

少しマークが甘くなっていたかもしれません。

子供たちのために、チェックして行かなければと考えさせられました。

 

徳島県の解答 [Tanac]  2012-03-27 10:11:20 (火)

徳島県環境整備課の回答に以下のようなものがありました(HPより)。

「このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。

こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。

しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。

(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において処理すべきであると政策提言しております。)

放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)

ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。

(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)

ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。

例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。

また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。

徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。

もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。

ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。

われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。」

徳島県、素晴らしいですね。皆さんも落ち着いてこのように「普通に」考えましょう。事故前は放射性廃棄物は厳格に管理されなければならなかったはずです。

(ただのがれきを放射性廃棄物にしたのは東京電力なり)

 

無題 [じゅん]  2012-03-20 23:45:09 (火)

じゅんと申します。今日初めてこちらのサイトにたどり着きました。レビューを興味深く読ませていただいております。

このがれき処理についての記事を読ませていただき、思うところがありましたので、少し書かせていただきます。

私山形在住なのですが、次のニュースのようなことがあり、関東圏の住民・自治体に対して不信感を覚えています。

基準値超えたセシウム検出廃棄物を搬入 埼玉から県内へ、県が事業所へ指導徹底 – 山形新聞

301 Moved Permanently

セシウム含む焼却灰が秋田県に JR駅で放射線量測定 – 産経新聞~

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110712/dst11071211550015-n1.htm~

がれきの受け入れについてはそれぞれの判断があることと思いますので、特に申し上げることはありません。

ただ、関東から山形と秋田に汚染されたものが送り付けられたという事実は関東圏の人には知っておいていただきたいと思っています。

-じゅんさん、投稿ありがとうございます(改行がやりにくくて申し訳ありません)。山形市は被災地のがれきを積極的に受け入れていますが、被災地のがれきではなく県外の廃棄物のなかにセシウムに汚染されたものがあり、それが十分検査されずに搬入されていたのですね・・・こちら山梨は最終処分場がなく県外で処理をしてもらっている状況です。万一秋田のケースのようなことが生じたら・・・

基本的には以下の状況を踏まえる必要があると思います。

国立環境研究所発表、セシウム137の積算沈着量です。3/21までご覧下さい。いっきに増えますので・・・

http://www.nies.go.jp/shinsai/images/sumdep_cs.gif

本来、ばら撒いた人がお詫びと後始末をするべきなのでは・・・「毒」をばら撒いたら集めるべきで、動かしてはならないはず・・・ — [Tanac] 2012-03-21 08:43:43 (水)

-その画像は「シミュレーション」であることに留意が必要です。必ずしも実態と合致するわけではありません。実態を把握するには航空機モニタリングや地道な土壌の測定が必要でしょう。2012/3/6にはワークショップが開かれ、シミュレーションについて現状と課題の検討が行われたようです。http://nsed.jaea.go.jp/ers/environment/envs/FukushimaWS/index.htm — [じゅん] 2012-03-28 10:34:49 (水)

-じゅんさん、コメントありがとうございます。事故後、セシウム137は低濃度なら自然界に存在してもいいような認識になりそうなところでしたが、核実験が行われるまえの自然界には存在しないものであることを確認するきっかけとなりました・・・

学問的には上記のように濃度の違いが検討される対象かもしれませんが、人為的にしか存在しないと考えられるセシウム137だけとっても、上記地図に白か黒だけで塗られたものが事故の本質をあらわすと考えます。

山形市の定時降下物の放射能が同日の福島の14倍となったことありましたが(2011年12月)、逆に言えば風で舞い上がればそうなる(山形県の説明より)もの(自然界に存在しないはずのもの)が降下したということになります(航空機モニタリングも地上1mの測定に係数をかけたものを沈着量としているようです)。

実験等で扱う場合、厳密に管理されているはずです・・・大量にばら撒かれたら、焼却灰だと本来の基準の80倍でも埋め立てていい・・・「普通」に考えなければ子供たちに対して顔向けできないと考え始めております。 — [Tanac] 2012-03-29 10:08:31 (木)

-上の図で問題なのはメッシュが粗い大雑把なモデルでのシミュレーションだということです。■で濃度がプロットされていますが、この■一つは数キロ四方もあります。こんなに粗いシミュレーションではいわゆるホットスポットが見えてきません。例えば柏市などは線量が高いことで知られていますがこの図からは読み取れません。そういった意味からもこの図に固執せず、もっと新しい実際に測定したデータを、行政の公開するものが信じられないなら有志の方が公表しているものをご覧になってはいかがでしょうか。核実験の件ですが、実験が行われていたころは「今」よりももっと線量が高かったことに驚いています(山形市の場合)。どれほどまき散らされていたというのか・・・ 当サイトの趣旨と関係ない話題なので今回でこの件でのコメントは終わりにいたします。次は車の話題で書かせください(^^ — [じゅん] 2012-03-30 02:24:38 (金)

-じゅんさん、ありがとうございます。おかげで認識を新たにいたしました。例えばこちらのような汚染地図も確認できました。

http://gunma.zamurai.jp/pub/2012/0305Gmap.jpg

今朝、北杜市の民家の薪ストーブの灰から1キログラム当たり1万ベクレルを超える値が出た、という報道があり、山梨県でも関心が高まるかもしれません。

じゅんさんが始めに指摘された、セシウムを含む焼却灰が関東から東北へ搬入されたことを銘記しなければなりませんね。

話が変わりますが、核実験のばら撒きも実は凄かったんですね・・・

今後も、是非よろしくお願いしますm(_)m — [Tanac] 2012-03-30 08:44:31 (金)

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