ティザーサイトの試乗動画を見て、良さそうだという事が伝わってきましたので不安はありませんでした。
しかし、実際に乗ると予想を上回っていました。
4月から異動したため、例の南の拠点に仕事の帰りに寄ることができます。こちらだとGT-R(R35)と同じマイ・ホームコースになります。
ハンドル操作に対して鈍くなってしまったのではと不安にさせるエンジンフードのボリューム感ですが、少し強めにコーナーに突っ込めばそれはすぐに払拭されます。
流していると少し反力が強いか?と感じた電動パワステも、120度一気切りをやると気にならなくなってくれます。
GT-Rの凄さを垣間見たあの「うねり」に突っ込むと、まさかGT-Rと同じと言うつもりはありませんが、先代B4のように横に飛びません!
その他の反応もボディの大きさからイメージされるものとは異次元のシャープさで、前述の試乗動画に出てくる「不思議な」と言う言葉を裏づけています。
わざとハンドル操作を少なめに入って、途中で切り足した時も安定した挙動で路面情報もたっぷりです。
同じ18インチのアコード24TL SPORTS STYLEと比べると(良い悪いではありませんが)、私は本来ロール感は好きなはずなのですが、懐の深い剛性感がその奥に控えているのを確認するとレガシィの反応の鋭さは歓迎できます。
一回バンプラバーに来るような突起を越えたようで、そのときの音が意外に大きかったのですが・・・アコードのときはこれは無かったか(コースが違うのでハッキリは言い切れませんが)。
一般の方にはちょっと突き上げが強いかもしれません。ただ、同じコースを現相棒初代ストリームで通って帰ったときの突き上げのひどさで、その快適性を再確認できたのもアコードと同じでした。
事前に案内いただいていたCVTの音ですが、案外大丈夫でした。確かにこれまでに聴いたことの無い音ですね。ウィーン+ルルル・・・これにボクサーが混ざると・・・これが案外悪くない・・・刺身にマヨネーズ?(^_^;)
これも他の音が小さいから聞こえてくると言うのが大前提ですが・・・
それと、これは最近のスバルにはないインプレッションでちょっと戸惑っているのですが・・・
「シートが合わない!」
コーナリングの途中、身体が慣性で横にズレてしまう事がありました。まあ、インプレッサやフォレスターあたりとは違って、かなり水平ににワープしてくれますから(^_^;)
試乗はフルタイム・マニュアルモード・ドライブです。しかし、フロアシフトの前後操作が無いのです!
パドルシフトがあればいいじゃないか?
操作感は私は充分ですが、パドル自体がもう少し長い必要があります。何度も「空振り」しました(この項目はやっぱりスカイラインが白眉でしょうか)。
フロアシフトで前後のパターンがBMWやMAZDAライクだったら・・・DSGがうらやましくない仕上がりなので、リクエストいたします。
後ろに座ると・・・あれ、アコードよりは広いのですが、なんかインプレッサに座ったときの「良いなー」が少ない・・・ということで私はワゴンにします。
全体の乗り味は爽やか系かしっとり系か・・・その間でしょうか。秋というよりは春でしょうか・・・
レガシィ、凄いことになっていました(^_^;)
アコードやアウディA4、BMW 3との比較記事をチェックしたいと思います。