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スバル・レガシィ2.0R spec.B(AT)

インプレッサS-GTと比べてみて

インプレッサ15Sの「AWDと勘違い事件」にもめげず(^_^;)、スバルが意外にも大事にしていた2.0Rのブラッシュアップ・バージョン、spec.Bに試乗しました。

こちらのスバルの本店の前はD型以前のスバルには厳しいつぎはぎだらけの舗装です(そう言えば以前は右折で出させてそこを通らせなかったのですが、今は左折で出やすい方を案内するようになりました)。

もうこの道を走るのを億劫になるSUBARU車はなくなるのでしょう。D型より前の2.0Rよりむしろ当たりはソフトと言えます。

同乗していただいたスタッフが「今朝乗ってきたA型2.0Rより柔らかいですが、ターンで攻めるとシャープですよ。」といいタイミングでガイダンスが入りました。

そんな魔法のような現象を目の当たりにしたのです。確かにコーナーで攻めるとその意を酌み取るように当たりの柔らかさから予想するよりもターンインがシャープなのです。でも一発で決まります(GTIのように練習や理解を必要としません)。

これは理想的なセッティングだと思います(セッティングの可変は必要と感じません)。ビルシュタインと低重心+シンメトリカルAWDの組み合わせによって到達した領域なのでしょう。

D型レガシィにはじめて乗ったとき、このパワステの仕上がりには両手を上げて喜んだのですが、今回の主役はサスペンションでした。それはついこのあいだすべてのコーナーを面白いと感じさせる車(S-GT)を同じ駐車場から出発して走らせたからでしょう。

spec.BはS-GTからすればほとんどロールしません。しかし、攻めた時のシャープさがスポットライトとなり、なんでもないカーブがすべて楽しさとなるという点ではS-GTの方が上と感じました。

それと、A型2.0Rのときに日産の名機、RBエンジンの後継なのではと思わせたエンジン音は、環境対策と引き替えに低中速域では僅かに息を潜めたかもしれません。しかし、回せば鳴いてくれます。

(この辺が辛いのはお許しください。何分ホンダKA20と暮らしているもので・・・)

今回のspec.Bの仕上がりを歓迎したいと思います。でも、S-GTの方が・・・

この二つのキャラクターは並び立たない事はないと思うのです。SUBARU屋はソバもうどんも美味い・・・ちょっとちがいますかね(^_^;)

それぞれのいいとこ取り・・・2.0R spec.BのロールでS-GTのパワステの手応えで2L-SOHCのFFインプレッサ・・・(まてよ、レガシィの2.0iって実は・・・MTあるし・・・)

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